2004年12月26日

_第3回紅白FLASH合戦(7日目)

こそこそと7日目をぺターリぺターリ。

1回戦はPV対決その4?
sakamukeさんのはベクター系を主にみせる綺麗な感じの映像でした。21gというタイトルに
よせられたコメントはかっこよかったのですが、それを表した映像だったかというとなんか
そうでもない感じになっていて、ちょっと裏切られたような気がする。かといってそれを全て
無意味してしまっているかというとちょっとちがう、心を失ってしまっていくようなその感覚を
表しているのでした。短い映像ではありましたが、配色はほどよい具合になっていて
少し不気味な感じもありました。流れるような映像というよりは、ひとつひとつをぴしゃりと
魅せていくような感じになっているように感じました。カッコイイと思いました。しいていうなら
メッセージ性がつよかったないようだと思われるだけにもう少し、語りかけるような展開で
あってもよかったかなぁって思ったりもします。下の説明にもありましたが、スタートボタンは
つけたかったのであればつけたほうがよかったんじゃないかなぁって思います。
mutasutさんのはラスターを背景にばっしばっし入れ替えながら表現したもので、綺麗とい
うよりもじゅわっとした感じ?VJとかやっているようなとこで見かけそうな映像です。うーん
なんていか、そうそうウィンドウズメディアプレイヤーのビュジュアルオーガナイザーみたいな
感じのちょっとカッコイイバージョン?かなりのラスタ画像の枚数を使っているような気がしま
した。あとは前にためこんだ素材をつかってみたりという感じ。よく知っているだけに
ちょっと目新しさが無く感じてしまいました。奥行きの表現ができるということもなんとなく
わかるのですが、その次のステップを期待していました。あれだけの労力を注いだ
映像を作るのだからこそなのであります。でも、去年のあの重たいPVから比べると
かなり素材の扱い方がわかってきているんだろうなって思いました。去年のあの無数の
六角形をちりばめたことによりめちゃめちゃ重たくなったあの映像もこのようにすれば
軽くて凄かったのかもです。ラスタを扱う具合について勉強になりました。次があるなら
なにかしらのテーマや仕掛けがあるような映像表現を感じさせるものを期待します。
たしかにカッコヨクテすごかったけど辛口評価なのはmutastさんはもっと面白いこと
やれる人だと勝手に思い込んでるのかもしれないです。

第2回戦はタイポグラフィPV対決?文字を扱ったPV対決かなって思いました。
たまろんさんのは写真素材もふんだんに使われており、風情ある雰囲気と
すばやく写真素材を切り替えまくることで、異常なまでに狂った感じのメッセージ性に
変換されている気がする。それほど沢山の写真が使われているのではなくて
うまく使いまわされているところが、なんとなく記憶のなかにあの風景をとりこんで
いく、自分の弱さを強さに変えていこうという意気込みのようなものさえ感じるもので
見ているものをその方向へと連れ去ろうとする勢いのある作品でした。おもしろかった
です。カッコイイ場面展開やフレームのきり方がいいですね。あえていうなら
途中で反対語が上下にでてくるあたりは長い間見せるには配色的にあまり
よろしくないのではないかと思うのでありました。なんていうかメッセージが
ぼやけてしまっている。なんとなくそうおもいました。たはーさっきから役に立
たたなさそーなことばっかりさっきからいってるなーオレ。とにかく、異常なまでの
熱いメッセージが好きな感じでした。
redegg(あからん)さんのはねーとにかくグロイ。性に対する異常なまでの
こだわりをもったテーマをぶち込んでありました。まじでグロテスク。映像のほうは
それに似合った豪快な描写と風刺。なんか凄すぎて笑えるところまできています。
こんな感情も世の中にはあるのかと思うとぞっとするようなものですが、あえて
これをもってきたということは、こういうのをあざけわらうことこそがカッコイイみたいな
ところなのかな。まさか、こういうことを推進するわけではないと思うので…
見る人を赤面させるような表現のはいった映像だったので、一部には不評だったのかも
しれないですね。難しいこと考えずに、笑ってやるのが本来の見方なのかもね。
記憶にのこるというかインパクトの強い作品だったと思う。嫌悪感抜群です。
残念なのは全ての人に受け入れられないような状態であったことくらいでしょう。


第3戦は難しい感じの文章対決ってことになるかな。
PEROKIさんのはまじムズカシイ。黒罰って一体?っていう感じ罰についていろいろ
語られているようでしたが、なんかむずかしいー。罪があって罰があるその罪は
どういった要素で構成されているのか?そしてその奥にはいったいなにがあるのか
なにもない。ただのまっくらな闇さ。こういうことなのだろうか?オレ理解力乏しすぎる。
テーマの深さは感じるのですが、自分はこの映像からなにを感じ取ればいいのか
というところで宙ぶらりんになってしまいました。おいてけぼりくらったかんじ。そして
タイトルが何故、黒罰なのか?作者さんにもうちょっと解説いただかないと
ちょっときびしいな。映像はちょっと展開が遅い部分があるので、そこはちょっと
いただけないと感じましたが、音との同期を優先させているようにも感じました。
待って同期するって感じかな。シンプルな映像構成で無駄のない感じはよいのですが
そのシンプルなところにこだわりのデザインがもうちょっと欲しかったです。
そして、内容はきっと深いです。心の闇が犯罪を引き起こし罰を与えるみたいな
そんないろんな繋がりだと思われる。
逢坂さんのもムズカシイ。仮想現実。すべてが仮想現実の世界ならという
設定なのかな。物語の複雑な設定の割には次々進むので、うまく理解できないで
進行している感じ。よくよんでみるとちょっと切ない最後。Motherが停止して全ては
終わる。仮想現実ってコエーみたいな雰囲気さえかもしだしている。いやこの世界は
たしかに存在しているのか疑ってみたことはありませんか?なーんていうメッセージだっ
たのかな?映像表現は
とてもこっていて、人物がまわっていたり、挿絵がはいったり、背景の画像があったりと
不思議な世界を統一した形式で表現されていると思いました。その反面で、
フォントがありきたりなものがつかわれていたのは、ちょっと似合わない感じがしました。
いやーこの対決はまじ難しい内容だったと思う。あとでどっかで解説ないか探してみたい。

第4戦はユーモア対決?
タクローさんのはFLASH創世記みたいなユーモアあふれるお話で、音楽ともばっちし
連携していてテンポも良く、笑いを誘います。はっきしいってありえないFLASHの歴史
ですwなのになんか、異様に物語が濃く着色されていて、FLASHがとっても偉そうな
文明の石器と化しているのがいいです。映像もなんかこじゃれています。
1回見ただけでは、絵をあますことなく見れないのはちょっともったいな気もしますが、
物語がつかめるのでいいかw実は絵のほうもなにげにこっていてゆっくり見てみるのも
面白い。音楽のテンポを優先した結果なのだと思います。実はこの作品は、発表前に
見せ合いっこしたので、前半とお話の概要は入手していました。間に合うのかという
段階だったのですが、無事に作品提出できたようで安心しました。完成したのも
ずいぶん改良されていたり、できあがっていたりして、楽しかった。
212さんのはラーメンを題材にした、滑稽なお話のようでした。
絵がとてもよく描かれていてスゴイです。絵のラインが綺麗なのが印象的です。
ベクター系のツールをすごくうまく使いこなされているとしたら、その絵にかける作業の
丁寧さは目を見張るものがあります。ちょっと反則技っぽいお尻まるだしとか
ありましたが…。しいてわるかったところをあげるなら、文字の見せ方と同期具合の
バランスがあんまりよくないかなーと思いました。なんていうか浮いているという印象。
感想なので、感じ方は人それぞれかな。。絵が動いている部分については、
とても丁寧にコマとコマの間を埋めていて、動きをうまく表せていたのが、この作品の
魅せられた部分でもありました。自分にもこのくらいの技術力がホスィと思った
ところであります。お見事です。
追伸:最悪に貼られたので、どうでもいい記事の部分を削除しました。


第5戦は勇者の2chAAアニメーション対決その2かな?
TEIOUさんのはアニメーションが細かく丁寧に描かれていました。大きな動きこそモーショントゥイーン
をつかったりして、ちょっと直線的な動きもありましたが、要所要所でコマアニメーションを用いて
忠実に描画されているところは作業量の大きさも感じましたし、オリジナルの馬や竜といった
キャラクターも登場する部分もありすごかったです。しいていうなら背景の描きこみが
たっちと合わない感じになっているように思いました。お話はちょっと先が読めてしまうのは
ちょっと残念ですが、やっぱり絵のきもさにニヤリとわらいましたです。シーンの数も多くて、
まじで大変そうな感じがしました。最初の微妙な馬の動きとかに力を注いでたりという
ところにも目が行きました。おつかれっす。
nijimasuさんのもアニメーションが丁寧で味のあるタッチもわらいを誘います。なんつっても
ストーリーはすごくイイと思います。まじくだらない展開が良すぎです。
そこまでしてそれはまもるべきものかっていうか指輪と兄者のPCとでは比較にならんのが
うける。そしてその兄者の真剣な面持ちがいいね。絵はもっと可愛くてもよさそうな
気もするけど、あのくらい少しだけ可愛くない方向につぶれているからこそ笑いもさそうん
だろうなぁ。それとあの最後の荘厳な感じの音楽がよけいにうける。兄者が最後に目にしたものは
やっぱりブラクラってことでFAでしょwもうね最高ですww。

第6戦はオリジナルアニメーション(持ちキャラ)対決だね!
麻痺さんのは去年にも登場した、紙袋男でした。前もってブログなんかでも情報は流れて
いました。去年と同様に背景の書き込みが激しくてよかったです。ブログをみていると
突貫工事だったみたいでそうとうハードな製作日数でやっておられたのを見ている分
そのあたりを考慮にいれながら感想をいってしまいますが、それでもよくあそこまで
細かく描画できたもんだ。でもやっぱりちょっと去年のより線が荒く感じてしまった。
多少アップのシーンも必要な今回のストーリー仕掛けとカメラワークのある展開のため
にひかれた輪郭線がちょっとはやい感じがする。あと車のところも、あれだけ繊細に
花の背景とか建物の綺麗な背景とかのあとだと、ちとバランスが悪いように感じました。
動きについては、あの雰囲気のなかなので、パッパとうごいたとこもあれば、丁寧に
ゆっくり動いたりと製作者の意図したであろう動きもコミカルでおもしろかった。
ある情熱的な愛の形みたいなものをみせる作品でした。やっぱ、倒れてからの
かえしが最高だw
シネマ野さんのはロビン?独特の線の使い方は豪快です。無理にコマアニメにせず
トゥイーンで抽象的な動きを音楽に合わせて魅せることでおもいっきりやりたいストーリー
をやるために力を注がれていると思いました。うまく利用しているって感じがしました。
いいですね。ちまちまやるより豪快にみたいな方針もありかなって思います。
音との同期はポイントポイントできっちりととってあるのでとても見ていて爽快感は
あります。曲も歌つきでノリも良いです。背景も写真背景なので
小難しそうなところはあんまり力をいれないで済むのもストーリーを作るのに都合が
よかったのかもしれませんね。その分でてくるキャラクターの数やその動きが充実
していてよかったです。でもやっぱり、その分、ちょっと簡単そうに見えてしまうところは
やっぱりもったいないのかもしれません。やっぱ難しいところを求めちゃうんです。自分…
独自の背景とか、こまかな動きとか。そういえば、こちらも恋する女の子のお話でした
そういう意味ではラブストーリー対決でもあったかもしれません。

麻痺さんは雑談スレの紅白出口調査でまけてしまったので確約どおり
トレンチコートをきて街を爆走するのでしょうかwwwwwwやったらwwwwwっすっげwww

投稿者-> yo-net at 2004年12月26日 23:53 | TrackBack(0)
トラックバック URL :

トラックバック
コメント
アマゾン検索
最近のエントリー
カレンダー
2004年12月
Su Mo Tu We Th Fr Sa
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
アーカイブ
検索


リンク
Powered by
Movable Type 2.65
カテゴリ別アーカイブ
2ちゃんねる [39件]
Android [8件]
BookPlace [1件]
DTM技術 [41件]
FLASH技術 [79件]
N通信 [49件]
PC技術 [1件]
RADIO技術 [10件]
SLOT [12件]
SUPER GT [2件]
Web技術 [25件]
ガンバ大阪 [16件]
プログラム技術 [9件]
ラジコン [10件]
作品紹介 [9件]
模型 [2件]
連絡 [238件]
合計:

今日:

昨日: