2004年12月30日

_第3回紅白FLASH合戦(11日目)

いよいよ、よねっとの自分のことを棚にあげまくった、うろ覚え感想も終局です。
最後なので、今回の紅白全体についてちょっと触れます。

作品の投下時間が集中していて、いつごろ公開するとかという流れが
なんとなく読めている状態だったので、それなら、もっとプログラムを
明確にしちゃってもよかったんじゃないかなぁって思いました。
土日だけリアルタイムでみてたのですが、この忙しい年末に余計な
心配することもなく安心して違うことをする時間にもつかえたし、
紅白もフルにたのしめたので無駄に紅白にしばられることなく
観戦できて楽しかった。サーバとかの問題も心配するには足らず
という感じだったし、今後もイベントでの作品投下はこういう感じで
時間をある程度きめてやってもらえると嬉しい。

それにしても規模がめっちゃめっちゃ大きくなってきていて、運営は
いろいろ大変だろうなぁって思いましたが、50さんの作品投下の
お仕事は、あんまりにも大変なので、もっとお仕事分散をしても
よかったかなぁって思います。信用できる人間関係が必要ですが…
なんでそうまでして自分で全部を背負うんだろう。アツイお方だ。
これからも体調には十分気を使っていただいて、がんばってほしいです。
お疲れ様でした。

あとは規模が大きいので制作者同士の信用を得れていないためか
つながりがなく(自分も制作者側だったので具体的な裏側の体制は述べません)。
団体戦というよりは個のほうがつよく感じました。ちょっとさみしい。
この規模になってくるとそういった制作者同士の語らいとかそういったことは
もう求められないところに来ているのですね。
♪人間なんてららーらーららららーら
♪人間なんてららーらーららららーら
♪人間なんてららーらーららららーら
♪人間なんてららーらーららららーら
最近このうたをどっかの飲食店で聞きました。ひとりだったけど、噴出しそうになる
曲でした。懐かしい。誰の歌だっけ?JASRACさんこの程度の歌詞の引用はOK?

賞の設置により、案の定というか、アツイ激論が交わされている。
なっとくいかない人もいて当たり前だな。レコード大賞とか有線とか
ベストジーニスト?とかいろんな賞があるけど、世間じゃ、一部の
人は全然みとめていないし。激論がおこっても当然当然。
でも、この激論をまのあたりにして傷ついている制作者がいると
するならば、あんまり気にしないほうがよいですとしか言えないです。
お気の毒です。話題の人になるということはそういうことがついて
まわるものです。しいていうならば、話題の人になった人はそれなりの
人間味ある人でなければ敵を増やす一方になるかもしれません。
自分に正直にそれでいて、慎重に行動しましょう!

今年は白組が勝ちという結果になったみたいです。運動会の赤白の
戦いとそんなにかわらないので、あんまり気にすることもないひとつの
結果ですね。去年は紅組で負けをあじわったので、今年は白で勝ちという
側も味わえてちょっとラッキーです。
白組は不戦敗的なものが多かったのでちょっと意外な結果でした。
あとMVPの総票数とチームにはいった総票数ってほぼ同じ規模(実際に
は3000票だから2分の1れべる)なのがすごいですね。
あんまり紅白投票自体は興味がなくなってきているのかなと統計的な結果を
考察します。大体1万人くらいの人が紅白FLASH合戦を注目していて、
おもしろいと思ったものだけを見た人や、全作品を見た人、ひとつづつに
丁寧に感想を持ちながら投票もしつつ見た人といろんな関わり具合で
本大会を楽しんだものだと考えます。一人あたり平均300アクセスぐらいは
したとと思うのでページビューは300万から…開催前のアクセスもいれると
1000万くらいもありえるか?ぐらいなのかな。
FLASHでの映像祭りとしては世界最大規模。やっぱこれはすごい大会だ。
2ちゃんねるとは関係なくFLASH制作している人もこっちの世界に興味を引く
要因になっていると思う。あえて2ちゃんねる関連に足をふみいれないとしたら
それはプライドやポリシーがあるのかもしれないですね。

さぁこっからどうなる?FLASH板!!というわけで11日目っ!

第1戦目はギミック対決。
アンバランスさんのは曲がかなりいい曲でした。って制作する側にはあんま
関係ないとこほめてもしゃーないか…。あんまりすんげぇっていうギミックでは
なかったですが、かわいらしくて良かったです。背景とかはかっこいいです。
この作品ものほほんさんと同様にすたーとするときにキーボードが
きちんと使える状態かどうか確認できる仕組みになっていて親切な感じに
なっていました。しいてだめだしするなら、動くことでなにをかっこよく表現
しようとしたのかあいまいになっているというか意味合いが薄くなっている
ものたりなさでしょうか?やっぱ、仕掛けるなら何度もおして楽しいと
思わせる要素が必要だったのではないかと思うのです。タイミングよく
押すとなんか更に発展するとか??自分で提案していて、たいした
案もだせませんが(汗。かっこいいということにつきる作品でありました。
New-Styleさんのは確かぁ…ちょっとやり方がわからんかったものだったと
思います。ローディング時間がすんごく長かったので、なんかいろんな
要素があると思うのですが、キーを押してもそんなにたくさん動きが用意
されてるわけでもなく。もうちょっと取り扱い説明書のようなものをつけて
おいていただけると嬉しかったかも。また今度ゆっくり誰かに説明を受けながら
見てみようと思う。動きは同じシンボルをうまく配置したというアイデア(前にも
既に発表されていたものの拡張バージョン?)のある作品で、きっと
いろんなギミックがしかけられていたと思うので、いろいろ試してみたいと
思うのであります。そんな程度のことしか今はいえなくてスマヌ。作品を
全部みれていないのと同じなので感想を語るに足らずかも。

第2戦は時代劇もの対決
so-shiさんのはなんか物語があるのかとおもいきや無かったので
最初の方のセリフはいったいなんなのだという感じが今思えばこみあげてくる
作品でした。なにかのオープニングのようなそれはめっちゃおもしろかったです。
あと絵の見せ方とか描き方でもうまく笑いを誘います。綺麗なんだけど、
きっちりとリアルかさせたりして、面白いです。ヒッキーのは意表をつく
おもしろさでした。音楽も時代背景にあっているので素敵でした。
動きの面でもものすごくこっていて、コマアニメもきちんとやっている部分も
多くて丁寧な仕上がりになっておりました。うん、ほんと最初だけが
腑に落ちないというかフルボイス2chAA時代劇なのかとも思ったし、
どこが忠臣蔵なのというタイトルのつけ方でした。あっ必殺はそのとおり
でしたね。してやられたっていう感じです。
穴清水さんのはなんかこわーいお話に仕上がっていました。絵もそのお話
らしい絵でよくできていました。性的な描画もはいっていて、子供にはちょっと
ショッキングな内容でした。手足がなくても女をそういう道具のように扱う
あの描写はえぐいと思いました。大きな流れで見ると正常な体でない子から
もかわいい子供がうまれるんだよっていう生命のいとおしさを訴えかける内容
だったのですが、もっと違う内容でやればおこさまにも易しい内容になったので
すが(汗。やりたい物語をストレートにもってきた結果だと思います。音とかも
具体的にいやーな雰囲気をかもしだしていて、独特なにおいを感じさせます。
ざっくざっくときりさいて死に際に見せたあのフテキな笑み。怖すぎです。
手足が無い節子がめしにありつく汚い映像とか、哀れすぎてみていて悲しく
なりました。一般受けというかコアな映像好きにはたまらない出来上がりですね。

第3戦はシリアスストーリ対決
namidaさんのはおなじみに描き方でまた無言のアニメです。コマアニメで細かく
うごくというよりは、FLASHの機能を最大限に有効利用しながらも、雰囲気を
崩さないしあがりは、毎度毎度おみごとであります。*50ネタのときからみている
自分としては、やっぱこの描き方が好きです。背景の描きこみが今回の作品は
はげしく、相当時間を費やしてるんだろうなぁと思いました。しいて目に付いたのは
部分部分で立体感のあるはいけになってるにもかかわらず立体感の無い部分が
あったことですね。でもあの質であれだけ描いているので、それは贅沢な要求なの
かもしれないです。お話のほうは、切ないような心温まるお話です。話題騒然の
ストーリーとまではいかない内容をここまで真剣にやれるのがすごいと思います。
それは、どんな些細なお話でも形にしていけるnamidaさんのよさなのかなぁと
しみじみと思いました。これからもこういったものも作っていって欲しいと思ったし
また、感心するほど奥深い念密なストーリーのものとかもやってほしいと思いました。
自分とは画力のレベルが月とすっぽんいや蟻くらいあるのですが、同じ時期にサイトを
立ち上げてFLASHをはじめたこともあって(実質的な部分で、いつからデジタル
機器を使って、絵を描いたりFLASHを触られてるのか知るよしもありませんが…)、
よく見ている制作者さんの一人でもあります。
これからの活躍にも期待したいです。
わしさんのは長すぎる。そこまで長いストーリーにしなければならない
内容だったのでしょうか。なんか長すぎてわかりづらくなったように思いました。
クリックする回数もおおいのでわずらわしいという感じです。おはなしは
そんなにふかくないかなぁって思いました。ポエムのような抽象的な
やり取りが明確な結論を自分の中に生み出せないまま、進行することで
余計にわかりづらくなっていく感覚。よねっと向きではなかったってことに
なると思います。絵とか写真とかはふんだんに描かれていて作業量の
大きさを感じました。きれいな写真がさしこまれていたので、そこに
ただみとれている感じでした。これも他の人の解説でも読んで
物語のおもしろさをしってからもう一度みなおしてみたいと思う
作品でした。かめば味が出るだろうという作品って結構ありますよね。
攻殻機動隊の漫画とか…攻殻機動隊の漫画とか…攻殻機動隊の漫画とか…


第4戦はPV対決
伊織さんのはアイデアを感じました。写真とそのベクター加工によって
おもしろい表現ができていると思いました。おもしろいので同じ手法を
多用されても、よねっとには苦になりませんでした。見とれました。
動きもスタイリッシュで幻想的なところもあってかっこいいです。
配色も鮮やかで綺麗でした。でもこういった映像表現っていうのは
やっぱメッセージ性が少ないので、印象には残りにくいっす。
こんかいのこの作品をみて思ったのですが、PVって表現に
アイデアがないと、印象にのこりにくいのかな。部分的にはものすごく
本作品については、斬新だったところを中心におぼえているところもありますし…
とにもかくにも、完成度の高い作品でした。
RYOTINさんのはスタイリッシュな人物の表現とか、鮮やかな色の
展開が印象的です。やはりメッセージ性は少ないので、心にズドーンと
のこるものはありませんでしたが、綺麗な映像になっていました。
ベクター系の表現をふんだんにつかっていてラインがとってもきれいです。
この対戦のPVはともに鮮やかであるというが印象にのこりました。
かわいらしい絵でも魅せられるものがありました。統一感のある
動きもよくできていて、構成もしなやかです。スピード感もありました。
こういうのがいっくらでも思いつくんだろうなぁって思うくらい
多彩です。


第5戦は2ちゃんねるFLASH板を振り返る対決
のしさんのは白黒の例のお話です。お話の答えは法律とのはざまで
かいくぐったりしながら日々楽しんでいる日常もふまえた適切な
内容でした。そんなお話の中にもりこんだ、こねたがおもしろい部分が
ありました。RとLまちがえてたり、うざいぐさっの展開とか好きです。
よくないところは、お話がながいのにクリッククリックで進んでいくのが
ちょっとつらいところです。早くよみたい人と、おそい人との補完を
するためのしくみなんだとは思うのですが、あたらしい提案としては
自動進行もえらべるようにしておくというのはどうなのでしょうか?
せっかくのおもしろがわずらわしいに変換される危険性はもったいない
ですよ。
すなふえさんのは、笑いを期待していた人には裏切り感のあるものになって
いました。よねっとが思うに、路線的にはいい方向だったと思います。
爆笑をとるのは、お笑いの人でも難しいし、2年連続でそういうことを
やってのけるには危険が伴う。確実に笑わせれる保障なんてかなりムズイ。
そのかわり仕掛けがすごかったです。作者さんのサイトでもかかれている
とおりなんかランダムな話題が飛び出す要素があるみたいです。
一回しか見ない人もいるかもしれないのに、そういうことに力を注ぐと
いうところはFLASHマニア・2ちゃんねらーにはたまらんでしょう。
しかも、おもいっきり早口にてんぽよく今年1年を振り返りました。
そのへんは去年同様のテンポをたもっていて、理解するというよりは
あーそんなこともあったなぁっていう感じでばしっと最後まで楽しめました。
そうはいったものの、よねっとは実は笑いをきたいしていましたので、
ちょっと残念な気分だったりします。そういう意味ではnnmさんは
チャレンジャーだった…

第6戦は本格派オリジナルアニメーション対決
とろっこさんのは、ストーリーが奇抜な感じが面白かった。なんかあの小さな
器のなかでひろげられている、事柄がとっても滑稽で、その原点が
そういったものにあるという前提になっているか、面白みがましているのかなぁ
と思いました。絵の描き方も笑いを誘うような描き方になっているのも
物語のバランスと調和の取れた構成になっていてよかったです。
サイトの感じからしても、スタイリッシュなきれいな絵を描く人のなのだろうな
っと思っていたので、こういうふうにわざと面白い構図で攻めてくるのは
素晴らしいと思いました。意味もなんとなく深いように感じさせるオトシカタ
がよいです。蓋をして30分であんなにどろどろした状態になる発想が
おもしろいです。配色もちょっと暗い感じで統一されていてよかったです。
尺が短いのにひとつの小咄としてうまくまとまっていて良いですね。
ドアをあけて急に人がはいってくるところは説明つかない感じで、意表を
つきますね。エンディングのあとのしめもそつなく、見せられました。
つっつきどころがないほどによくできていると思いました。カップを手で覆う
シーンが妙に遅く感じたところくらいでしょうか。その後暗転もするし
もっと滑らかにやったほうがよいような気がしました。
つかはらさんのはスゲーです。ふたりがかりとはいえどもものすごすぎです。
ストーリーの中で必要な動きを忠実に描画しつつ、それでいて独特の手法を
くずさないやりかたで、つかはらさんのあの統一された世界が広がります。
ちいなな部屋での戦闘だけでも緻密な仕上がりで、満足をいくものになってい
たのですが(作業量的な問題を背に考えるとです。)それがあの展開でそろばんの
上に外に飛び出したときには、「そんな無茶な!」って同じ制作者としての
本音が飛び出ました。いや無茶ではなかったようです。あの緻密に練り上げられた
風景の世界を猛スピードで疾走するのが大胆です。多少はうまく手を抜いていますが
それでも、その広さはうまくあらわされていて驚きました。
キーワードは「大胆」というところです。ものがたりは爆笑ってわけでないので
映像として広く普及するにはたりていない部分もあるかもしれません。
ストーリー展開に意表をつく思想や、爆笑とか、そういったところに磨きが
かかれば、スキージャンプダブルスのようなもっと多くの人に感動をあたえうる
展望がみえてくるのかなと思いました。
一度は映像を作ろうとした人、映像をみていてFLASHとはどういうのもなのかを
知っている人がみれば、絶対につぼにはまる作品だと思います。
2ちゃんねるという客層のなかにつぼにはまる人がどれほどいたかはわかりませんが
とても半年スケールであれほど手の込んだ作品が作れる人もいるのかと
思うと自分のおもっていたものよりもっといろんなことを表現できうるツールなのだと
思いました。よねっとはもうしばらくFLASHで遊んで見ようと思わされました。

さいごのしめ昇魂の儀でしたっけ。なんかこのお二方の力量からするとちょっと
手抜きに思えましたが、2作品はきつかったのではないでしょうか?
オープニングと比べて見劣りがしましたのです。無念。ひょっとしてリアルタイム
でみないと面白くないとかそんな仕掛けがあったのかな。たんなるその次の
作品との繋ぎ?
新年の儀はたのしいしあがりになってました。あの有名なあの人やあの人の合作
です。見ごたえありますね。あんまり内容は覚えていないですけど。たしか華やか
な感じだったと思う。

投稿者-> よねっと at 23:31 | コメント (0) | トラックバック(0)

_実家より

実家からの更新です。

ついにこの日が来ました。最悪板みて、泣きました。くすってなってくれた人が
いたようで、嬉しかったです。とりあえず、作ってよかったって今日やっとそう、
思うことができました。

というわけで自分でアンチ+制作課程(長いけどちょっときいてくださいYOオクサン!)
あ、ここからはネタバレ表現を含みますので、まだ紅白作品をみていない人で、
ネタバレされたくない人は、作品をみてからの方がいいと思う。

今回の作品は、

ほんとは紅白に出す予定はなかったものです。9月頃に335さん
との約束で音楽を作るというその約束がきっかけで制作されたものです。
どうせつくるならFLASHで作った映像の動画付きにしようと思って、短いアニメ
ーションでも垂れ流そうと思って、先にFLASHでアニメを作ることにしました。
でも、映像も音楽も、自分には今、これといって表現したいことがないという
最悪の状態なのでありました…約束しちゃったしドウシヨウ。バックレヨウカナ
っていうのが本音でした。そんなときです。

マクロメディアのエッジレターが届きました。そこにはShockwaveAwardの開催
に関する案内がありました。「ああ、今年もやるのか…」「おもしろそうだな」
俺もいつかは肩をならべるくらいの絵がかけるようになったらいいなってそう
思いながらsiteを俳諧していると、ShockWaveAwardの今回のテーマをみつけま
した。

「衝撃波的娯楽」

なんだこれ?はじめて目にする言葉に唖然。みんなこんなのをテーマに作るのか?
スゲーナって思いました。俺ならどんな奴作るだろうってねっころがったりTVを
みながら、考えてました。ずっと考えているうちに、俺はこのお題でアニメを
作ってやる。それを335との約束にしようと思ったのです。このテーマで作れば
きっと面白いものができるとそう信じて…(無謀

それにしても衝撃波的娯楽ってなんだ?っていうのが、1週間くらい続きました。
この時点で9月中に音楽を作るなんていう約束が守れなくなってきているのは
目に見えてました。俺はまたなにもやらない気か?

衝撃波的娯楽ということで、どうしても衝撃ということばから格闘系の映像が
よぎりましたが、娯楽でつまずきます。そんな短絡的な発想から抜け出すことが
できたのはShockwave.comをもう一度見ているときでした。

ん?Shockwave? 日本語で衝撃波・・・

ソウイウコトカ。テーマは単なる娯楽なんだ。よく考えられた娯楽。ちょっと
ひねりの効いたテーマなだけじゃないか。Shockwave的娯楽。1週間も悩んだ
自分にワロタ

やっとで俺の頭の信号がうまく作動した。なかなかうまくいかないけどうまく
いくと楽しいなってそれだけで娯楽を感じている自分に気づき。これで行こう!
そう確信しました。うまくいくのは楽しいかもって思いました。

それから普段なにげにうまくいかないことを列挙して、それをうまくいくに変換
しようとパソコンのメモ帳に向かって、したためていました。いろいろあげました。
その中から選んだのが3つです。空き缶投げ、ボール投げ、とりの糞よけです。
この3つだとうまくいったときにくすってくるかもってなんとなくそう思いました。
でも、これだけでは、ショートムービーとしてはそれほど楽しくないよなぁって
落胆。そんなことを考えている矢先に飛び込んでくるのはTVからの暗いニュース
ばかり、なんで一生懸命いきている人がばかをみるんだろーなとかそんなことを
考えていました。一生懸命すぎてバカを見るのかな?

世の中もうまくいってないよな。って思いました。

だけど、うまくいくようにする逆は思いつきませんでした。スケールの違いに
気づきました。自分がうまくいかないって思ってることのスケールの違いです。
ここで、今回の作品の物語が自分の中で決まりました。

踏み切りのシーンは衝撃的だし、ちょうどいいななんて、思ってました。

デモネ、おそろしく単調なんです。ショートムービーだから、こんなに時間経過の
少ない物語をやってもつまんねだろうなとか思いましたが、まぁいいや
いつもつまんないものしか作ってねぇんだしとにかくこれでやろうと思うことに
しました。つまんないけど自分の中にあるメッセージ性は果てしなく強いし…
ま、335さんとの約束ようだしっていうのもあったかもしれない。

で、思いついたは良かったが、おそろしくつまんない割には動きが複雑なことに
気づく。やべぇ9月中なんてムリポってなった。でも頑張った。ひたすら頑張った
けど間に合わなかった。結局、完成が見えてきたのは10月入ってからです。
つうか、この時点でまだ肝心の曲を作ってないし…

そんなあほな作業をしているまっただなかに飛び込んできた1つのスレッドに唖然

「えっ、もう紅白?」

去年は散々、叩かれて懲りていたけど、なんせ手元にはアニメーションが出来
上がっている。あとは曲と背景だ!なんだかんだ叩かれたけど、あの終わったときの
なんともいえない感動。もう一度、画面の向こうのあほどもと共感したいって
思った。そして、参加者募集締切日に

「ぽちっ」

誰かがくすってなってくれたらいいや、もっと欲張れば、誰かの心が世の中を
うまくいこうとさせる方向に動いてくれたら!

絵が下手だけど、見てくれるよね?、まじ頑張ったし、いいよね?神様?

とはいったものの曲と背景って結構、まだ作業ボリュームはでかかったっすorz
つうか、作曲作業を初めて、10時間かけて完成したときにPCが落ちたときは
ワロタ。一回も保存してなかったことにまじワロタ。10時間ずっと保存せずに
PCつけっぱなしで作業してたなんて…ということで、もうモチベーション
下がりまくり、辞退しようかと思ったくらい。でももう一回つくりなおした。
最初のときの多彩な音色から一転してチェレスタオンリー。ほんとはメロディー
もあったけど、つけると余計へんになっていくばかり、もういいやドラムもいらね。
チェレスタオンリーバージョンってことでいいよね?結構いいよ。このコード
進行好きでした。あとは効果音でもつければ、完成さ!

あちこちの素材サイトいきましたがいい効果音みつかりませんでした。ありそうで
ないのね。もぅこうなったら自分で作ってやる!ってなってこのありさま。

部屋でいろんなもの叩いたり転がしたりして録音してました。となりの住人に
壁越しにおこられることが多くて萎えた。(ものすごい勢いで壁をドン!って
叩かれる。)なにやってんだオレ…w

絵は下手だけど、まじ力作。超ヤバイ。紅白ヤバイ。宇宙ヤバイ。
けど、まわりの人達のと比べたら、超下手。マジヤバイ。自信なんかあるわけない。
でも、頑張ったから、出る資格あるよオレ。マジごめん。みんなゴメン。
辞退しなくてゴメン。
で、自信なかったからタクローサンにみてもらっちゃった。アドバイスありがとちゃん!
でちょっと修正、12月と10月は私生活方面やばかったので、ほとんど制作して
ません。12月と10月は土日に1時間くらいFLASH立ち上げたくらいかなぁ

で、自分でアンチなんですけど
絵が下手なのはもう散々、言ったから、もうちょっとどの辺りが下手なのかを
紐解いていきたいと思います。
○まずタクローさんにもいわれたんだけど人物に陰がない。
○主人公がかわいくない。もっと髪の毛とかきれいに書いたり、目をきれいに
書き込んであげるべき。
○色がヤバイ。
○背景があまり動かないので、歩いてるシーンがつまんない。
○特に糞をよけるときの表情が最悪。
○ボールを投げるときに体がもっとうごくべき。
○…
あ、あげだしたらきりがねぇ。(鬱

色がヤバイのも作り終わってから、身にしみて感じるようになりましたが、修正する
だけの作業時間がとれずです。といったところで修正したところで、良くなるという
保証もないという永久ループ。
主人公があまりかわいくないというのと、影が無いのは、動かすためにちょっと諦めた
部分もあります。書き込んだからといってよくなる保証もないですね。動かすことを
踏まえると、どうしても絵が単純になります。この辺は妥協がはいるとしても、もっと
うまく描いて見せることも可能なようです。これから見つけていきたいと思います。
背景はもうちょっと後ろに車がとおったり、人があるいてたりしようかと思ったのです
が、処理が重たくなりすぎて、配置できませんでした。つかはらさんのオーニソプターが
なぜあんなに軽やかに動くのか、ちょっと羨ましかったです。どうやったら
よかったんかをただ今調査中です。

物語については、なにかとうまくいくというテーマで前半に
「あーそんなシーンに遭遇したい」と思ったことあるあるみたいな感じを
考えています。あんまりにもうまくいくのでありえないところもあるのが
賛否両論を呼びますが、実写ではなかなかできないので、ここはFLASHで
やった意味がある所だと思っています。
壁になんか書いてますが、あれは最悪板向けです。2501さん本人が幼女の
イメージを推していたいのなら申し訳ないことをしたかもしれませんが、
そんなことはないと思ったので、今年一番思い出にのこった言葉を落書き
しておきました。きづいた人いるかな?

1本の道を歩くだけの物語なので歩いているシーンがもどかしいので、
一番最初に動きのある奴をもってきました。このあと何かおもしろいこと
あるかもっていう期待感だけでもという狙いです。最後まで何もないんで
すけどねw歩いてるとこで閉じた人いたら、それは正解です。

後半は踏み切りなんですけど、実はよねっとはここのシーンが気に
入ってます。亜津子が左右も見ずになんの躊躇もなく踏み切りに
飛び込んでいく所。まだ会った事も無い誰かのために命がけで
正しいことをしようとする気持ち(ちょっとやりすぎ感はありますが)
そしてあのカメラワーク。サービス精神はあるんですけど、
画力が伴わないのが残念です。で亜津子がどうなったかを見せない
カメラの振り、あれは、あの時、近くで見ていた子供の視点だと
気づいてくれた人がいれば嬉しいんですけど、いなかったみたい。
やっぱ絵が下手すぎw。

で最後はああいうふうになるというのがちょっとした意外性というか
つじつまの合わないというか、みんなの想像を早めに打ち消す。
人が死んで悲しい物語は作らない。それが物語を作る上でのよねっとの
変なプライド。つうかこれは麻痺さんとパラライズ通信で話して共感したこと。

死ぬのは当然悲しい。それをみせて悲しみを誘ってしめしめというのは
物語をつくる上でちょっと卑怯なところもある。人が死ぬのは悲しいから
いや、作るのが駄目といってるわけじゃない。それはよねっとの個人的な
きわめて些細な信念。だって人が死ぬ物語がこの世から消えると寂しいし、
実際、みると涙出るし、なんともいえない死の悲しみを体験できるから…
だから、そういう話は作りつづけて、欲しいと思う。よねっとの物語で
出てくる死があるとしたなら名探偵コナンみたいに人が死なないと話が
進まないような場合になると思います。

いやぁとにもかくにも、絵が下手でストーリーが単調な力作でした。
あ、とりがでてきたのは鳥年だからですw鳥なら何でも良かった。
いまは反省している。

あとがき


くどいようですが、再度まとめるイミで

なにかとうまくいく「あとがき」

気持ちのままになんのひねりもないストレートなよくある話のようなそうで
ないようなそんなものになってしまいました。

「おいっ、ウソだろ!」っていうくらい純粋に行動できる亜津子が僕はとても羨ま
しいと考えます。

確かに、こんな人生じゃ命が幾つあっても足りないし、馬鹿をみることだってある
かもしれない。だけど絶対に!絶対に!そういう人には幸せは必ずやってくるんだ
と信じていたい。

運営スレ用コメントにはああ書いたけど、ほんとは、偉そうなコメントをかくならば

ネットで知らない人たちに出会えるこんな時代だからこそ…
やってみたくなった構成なのだと思います。
こんな人が増えたら素敵だなって思ってくれる人が、このネットの広がりの中に存
在したのなら、僕はこの作品を作ってよかったって思います。

こう書きたかったのだと思います。

この単調な一本の道を歩くだけという物語を最後まで飽きずに見てもらうための工
夫については「よねっと」が持てる力の限り、やってみたつもりです。ストーリー
上の時間経過が非常に短く、なにもおこりえないはずの数分間にこのクダラナイ着
色で良いのか?という疑問は残りましたが、その逆に、この数分間にはこれ以上、
何も起こりえなかったのだと自分に言い聞かせました。


とにもかくにも、紅白FLASH合戦にて作品を公開するにあたって、これ以上は変更す
るだけの時間が無い状態での公開であります。悔いはありません。

こんな作品だけど、最後まで見てくれた人達に…
「ありがとう」

                            よねっと

投稿者-> yo-net at 01:40 | コメント (0) | トラックバック(0)
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