2004年12月30日

_実家より

実家からの更新です。

ついにこの日が来ました。最悪板みて、泣きました。くすってなってくれた人が
いたようで、嬉しかったです。とりあえず、作ってよかったって今日やっとそう、
思うことができました。

というわけで自分でアンチ+制作課程(長いけどちょっときいてくださいYOオクサン!)
あ、ここからはネタバレ表現を含みますので、まだ紅白作品をみていない人で、
ネタバレされたくない人は、作品をみてからの方がいいと思う。

今回の作品は、

ほんとは紅白に出す予定はなかったものです。9月頃に335さん
との約束で音楽を作るというその約束がきっかけで制作されたものです。
どうせつくるならFLASHで作った映像の動画付きにしようと思って、短いアニメ
ーションでも垂れ流そうと思って、先にFLASHでアニメを作ることにしました。
でも、映像も音楽も、自分には今、これといって表現したいことがないという
最悪の状態なのでありました…約束しちゃったしドウシヨウ。バックレヨウカナ
っていうのが本音でした。そんなときです。

マクロメディアのエッジレターが届きました。そこにはShockwaveAwardの開催
に関する案内がありました。「ああ、今年もやるのか…」「おもしろそうだな」
俺もいつかは肩をならべるくらいの絵がかけるようになったらいいなってそう
思いながらsiteを俳諧していると、ShockWaveAwardの今回のテーマをみつけま
した。

「衝撃波的娯楽」

なんだこれ?はじめて目にする言葉に唖然。みんなこんなのをテーマに作るのか?
スゲーナって思いました。俺ならどんな奴作るだろうってねっころがったりTVを
みながら、考えてました。ずっと考えているうちに、俺はこのお題でアニメを
作ってやる。それを335との約束にしようと思ったのです。このテーマで作れば
きっと面白いものができるとそう信じて…(無謀

それにしても衝撃波的娯楽ってなんだ?っていうのが、1週間くらい続きました。
この時点で9月中に音楽を作るなんていう約束が守れなくなってきているのは
目に見えてました。俺はまたなにもやらない気か?

衝撃波的娯楽ということで、どうしても衝撃ということばから格闘系の映像が
よぎりましたが、娯楽でつまずきます。そんな短絡的な発想から抜け出すことが
できたのはShockwave.comをもう一度見ているときでした。

ん?Shockwave? 日本語で衝撃波・・・

ソウイウコトカ。テーマは単なる娯楽なんだ。よく考えられた娯楽。ちょっと
ひねりの効いたテーマなだけじゃないか。Shockwave的娯楽。1週間も悩んだ
自分にワロタ

やっとで俺の頭の信号がうまく作動した。なかなかうまくいかないけどうまく
いくと楽しいなってそれだけで娯楽を感じている自分に気づき。これで行こう!
そう確信しました。うまくいくのは楽しいかもって思いました。

それから普段なにげにうまくいかないことを列挙して、それをうまくいくに変換
しようとパソコンのメモ帳に向かって、したためていました。いろいろあげました。
その中から選んだのが3つです。空き缶投げ、ボール投げ、とりの糞よけです。
この3つだとうまくいったときにくすってくるかもってなんとなくそう思いました。
でも、これだけでは、ショートムービーとしてはそれほど楽しくないよなぁって
落胆。そんなことを考えている矢先に飛び込んでくるのはTVからの暗いニュース
ばかり、なんで一生懸命いきている人がばかをみるんだろーなとかそんなことを
考えていました。一生懸命すぎてバカを見るのかな?

世の中もうまくいってないよな。って思いました。

だけど、うまくいくようにする逆は思いつきませんでした。スケールの違いに
気づきました。自分がうまくいかないって思ってることのスケールの違いです。
ここで、今回の作品の物語が自分の中で決まりました。

踏み切りのシーンは衝撃的だし、ちょうどいいななんて、思ってました。

デモネ、おそろしく単調なんです。ショートムービーだから、こんなに時間経過の
少ない物語をやってもつまんねだろうなとか思いましたが、まぁいいや
いつもつまんないものしか作ってねぇんだしとにかくこれでやろうと思うことに
しました。つまんないけど自分の中にあるメッセージ性は果てしなく強いし…
ま、335さんとの約束ようだしっていうのもあったかもしれない。

で、思いついたは良かったが、おそろしくつまんない割には動きが複雑なことに
気づく。やべぇ9月中なんてムリポってなった。でも頑張った。ひたすら頑張った
けど間に合わなかった。結局、完成が見えてきたのは10月入ってからです。
つうか、この時点でまだ肝心の曲を作ってないし…

そんなあほな作業をしているまっただなかに飛び込んできた1つのスレッドに唖然

「えっ、もう紅白?」

去年は散々、叩かれて懲りていたけど、なんせ手元にはアニメーションが出来
上がっている。あとは曲と背景だ!なんだかんだ叩かれたけど、あの終わったときの
なんともいえない感動。もう一度、画面の向こうのあほどもと共感したいって
思った。そして、参加者募集締切日に

「ぽちっ」

誰かがくすってなってくれたらいいや、もっと欲張れば、誰かの心が世の中を
うまくいこうとさせる方向に動いてくれたら!

絵が下手だけど、見てくれるよね?、まじ頑張ったし、いいよね?神様?

とはいったものの曲と背景って結構、まだ作業ボリュームはでかかったっすorz
つうか、作曲作業を初めて、10時間かけて完成したときにPCが落ちたときは
ワロタ。一回も保存してなかったことにまじワロタ。10時間ずっと保存せずに
PCつけっぱなしで作業してたなんて…ということで、もうモチベーション
下がりまくり、辞退しようかと思ったくらい。でももう一回つくりなおした。
最初のときの多彩な音色から一転してチェレスタオンリー。ほんとはメロディー
もあったけど、つけると余計へんになっていくばかり、もういいやドラムもいらね。
チェレスタオンリーバージョンってことでいいよね?結構いいよ。このコード
進行好きでした。あとは効果音でもつければ、完成さ!

あちこちの素材サイトいきましたがいい効果音みつかりませんでした。ありそうで
ないのね。もぅこうなったら自分で作ってやる!ってなってこのありさま。

部屋でいろんなもの叩いたり転がしたりして録音してました。となりの住人に
壁越しにおこられることが多くて萎えた。(ものすごい勢いで壁をドン!って
叩かれる。)なにやってんだオレ…w

絵は下手だけど、まじ力作。超ヤバイ。紅白ヤバイ。宇宙ヤバイ。
けど、まわりの人達のと比べたら、超下手。マジヤバイ。自信なんかあるわけない。
でも、頑張ったから、出る資格あるよオレ。マジごめん。みんなゴメン。
辞退しなくてゴメン。
で、自信なかったからタクローサンにみてもらっちゃった。アドバイスありがとちゃん!
でちょっと修正、12月と10月は私生活方面やばかったので、ほとんど制作して
ません。12月と10月は土日に1時間くらいFLASH立ち上げたくらいかなぁ

で、自分でアンチなんですけど
絵が下手なのはもう散々、言ったから、もうちょっとどの辺りが下手なのかを
紐解いていきたいと思います。
○まずタクローさんにもいわれたんだけど人物に陰がない。
○主人公がかわいくない。もっと髪の毛とかきれいに書いたり、目をきれいに
書き込んであげるべき。
○色がヤバイ。
○背景があまり動かないので、歩いてるシーンがつまんない。
○特に糞をよけるときの表情が最悪。
○ボールを投げるときに体がもっとうごくべき。
○…
あ、あげだしたらきりがねぇ。(鬱

色がヤバイのも作り終わってから、身にしみて感じるようになりましたが、修正する
だけの作業時間がとれずです。といったところで修正したところで、良くなるという
保証もないという永久ループ。
主人公があまりかわいくないというのと、影が無いのは、動かすためにちょっと諦めた
部分もあります。書き込んだからといってよくなる保証もないですね。動かすことを
踏まえると、どうしても絵が単純になります。この辺は妥協がはいるとしても、もっと
うまく描いて見せることも可能なようです。これから見つけていきたいと思います。
背景はもうちょっと後ろに車がとおったり、人があるいてたりしようかと思ったのです
が、処理が重たくなりすぎて、配置できませんでした。つかはらさんのオーニソプターが
なぜあんなに軽やかに動くのか、ちょっと羨ましかったです。どうやったら
よかったんかをただ今調査中です。

物語については、なにかとうまくいくというテーマで前半に
「あーそんなシーンに遭遇したい」と思ったことあるあるみたいな感じを
考えています。あんまりにもうまくいくのでありえないところもあるのが
賛否両論を呼びますが、実写ではなかなかできないので、ここはFLASHで
やった意味がある所だと思っています。
壁になんか書いてますが、あれは最悪板向けです。2501さん本人が幼女の
イメージを推していたいのなら申し訳ないことをしたかもしれませんが、
そんなことはないと思ったので、今年一番思い出にのこった言葉を落書き
しておきました。きづいた人いるかな?

1本の道を歩くだけの物語なので歩いているシーンがもどかしいので、
一番最初に動きのある奴をもってきました。このあと何かおもしろいこと
あるかもっていう期待感だけでもという狙いです。最後まで何もないんで
すけどねw歩いてるとこで閉じた人いたら、それは正解です。

後半は踏み切りなんですけど、実はよねっとはここのシーンが気に
入ってます。亜津子が左右も見ずになんの躊躇もなく踏み切りに
飛び込んでいく所。まだ会った事も無い誰かのために命がけで
正しいことをしようとする気持ち(ちょっとやりすぎ感はありますが)
そしてあのカメラワーク。サービス精神はあるんですけど、
画力が伴わないのが残念です。で亜津子がどうなったかを見せない
カメラの振り、あれは、あの時、近くで見ていた子供の視点だと
気づいてくれた人がいれば嬉しいんですけど、いなかったみたい。
やっぱ絵が下手すぎw。

で最後はああいうふうになるというのがちょっとした意外性というか
つじつまの合わないというか、みんなの想像を早めに打ち消す。
人が死んで悲しい物語は作らない。それが物語を作る上でのよねっとの
変なプライド。つうかこれは麻痺さんとパラライズ通信で話して共感したこと。

死ぬのは当然悲しい。それをみせて悲しみを誘ってしめしめというのは
物語をつくる上でちょっと卑怯なところもある。人が死ぬのは悲しいから
いや、作るのが駄目といってるわけじゃない。それはよねっとの個人的な
きわめて些細な信念。だって人が死ぬ物語がこの世から消えると寂しいし、
実際、みると涙出るし、なんともいえない死の悲しみを体験できるから…
だから、そういう話は作りつづけて、欲しいと思う。よねっとの物語で
出てくる死があるとしたなら名探偵コナンみたいに人が死なないと話が
進まないような場合になると思います。

いやぁとにもかくにも、絵が下手でストーリーが単調な力作でした。
あ、とりがでてきたのは鳥年だからですw鳥なら何でも良かった。
いまは反省している。

あとがき


くどいようですが、再度まとめるイミで

なにかとうまくいく「あとがき」

気持ちのままになんのひねりもないストレートなよくある話のようなそうで
ないようなそんなものになってしまいました。

「おいっ、ウソだろ!」っていうくらい純粋に行動できる亜津子が僕はとても羨ま
しいと考えます。

確かに、こんな人生じゃ命が幾つあっても足りないし、馬鹿をみることだってある
かもしれない。だけど絶対に!絶対に!そういう人には幸せは必ずやってくるんだ
と信じていたい。

運営スレ用コメントにはああ書いたけど、ほんとは、偉そうなコメントをかくならば

ネットで知らない人たちに出会えるこんな時代だからこそ…
やってみたくなった構成なのだと思います。
こんな人が増えたら素敵だなって思ってくれる人が、このネットの広がりの中に存
在したのなら、僕はこの作品を作ってよかったって思います。

こう書きたかったのだと思います。

この単調な一本の道を歩くだけという物語を最後まで飽きずに見てもらうための工
夫については「よねっと」が持てる力の限り、やってみたつもりです。ストーリー
上の時間経過が非常に短く、なにもおこりえないはずの数分間にこのクダラナイ着
色で良いのか?という疑問は残りましたが、その逆に、この数分間にはこれ以上、
何も起こりえなかったのだと自分に言い聞かせました。


とにもかくにも、紅白FLASH合戦にて作品を公開するにあたって、これ以上は変更す
るだけの時間が無い状態での公開であります。悔いはありません。

こんな作品だけど、最後まで見てくれた人達に…
「ありがとう」

                            よねっと

投稿者-> yo-net at 2004年12月30日 01:40 | TrackBack(0)
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