2004年12月24日

_第3回紅白FLASH合戦(5日目)

こっそり5日目ペタペタ

1戦目は奇(く)しくも、けだま姉弟対決でした。中の人の気持ちはよくわからないけれど
この対決はちょっと嬉しかったです。姉弟という前代未聞の対決にわくわくしてました。
確か、今大会初の深夜投下となったものだったと思います。
姉さんのほうはあんまり複雑な表現こそないもののその微妙な動作にしびれました。
音が入っていないので、かなりきびしい表現をしいられているものの、見せるだけの画力を
オモチの様子で、安心してみていられます。お話は写真に寄せられた愛しいあの人との
思い出みたいなものを綴ったもので、感じ取れる人にはふんふんみたいな感じになったと
思います。台詞がないので、理解力を生み出せない人にはきびしい作品でもあったかなと
思うのです。よねっとはこの作品の雰囲気が好きです。もっと意外なストーリーを作って
もらえると、沢山の人をうならせるだけのものになったんじゃないかなぁって思います。
あと新聞の内容が意外とこっていますね。こういう普通の人はさらりと流してしまうような
ところに力を注いでいるのは、わかる人にはわかるんだろうなっていう感じでした。
対する弟さんのは姉さんのよりわかりやすい物語になっていると思いました。タッチが
違うのできっと二人は別人なのだろうと予測いたします。こちらも前半戦は音がないので
絵だけで見せることがかなりきびしい表現をしいられていますが、やはり十分な
画力をオモチの様子で、安心してみていられます。しいていうなら忍び足で歩く、
アップの部分はモーショントゥイーンだけでは表現しづらい箇所でもありますので
コマで違和感の無い動きをみせると素敵だったかなって思います。あれだけアップに
してみせるならやってほしかったです。きっとできるであろう力はもっているように
思いました。あとはサンタさんのプレゼントが一瞬なんなのかよくわからないところが
残念かな。その後の幻想的な表現以降は的確な表現でした。あっクリスマスに
関連した内容でもありましたね。空を飛べるプレゼントっていう発想力がかわいらしくて
よかったです。

2回戦は食べ物系対決だったと思います。
prime803さんの作品の読み方はよくわからないのですが、こういう題名のつけ方って
人の記憶に残すにはちょっと損な部分もあるように感じました。内容はね、はっきし
いって意表をつく笑いでした。途中までは、ふんふん、ありえないありえない程度で
みていたのですが、それをあんな形で表現されちゃたまりませんでしたw。
人を笑わせるとはこれだ、みたいな思いっきりのよさが凄かったです。なんか最近
ムービー映像をぽこぽこうpしている335っていう人を思い出しました。
笑わせたり、みんなをとりこにさせるセンスありです。あとは2ちゃんねるの紹介を
する部分はもっと力をいれれるとよかったかもしれません。シンプルすぎて、
驚きが薄れているように感じました。
emさんのは笑わせるというよりは、新しい切り口、まさに切り口だったのではないかと
思います。あーこんなアートもあるんだなぁって思う発想力を見せ付けられました。
音同期もそこそこ(・∀・)イイ!!感じで楽しかったです。ネタもそれ一色なので、
長すぎず短すぎずという時間配分もちょうどよかった!ああいう表現をしても
描画処理的にはついていけるんだなぁって感心しました。ちょっと勉強なりました。
Web動画でも、もっと綺麗な映像が扱えるようになったら、もっと美しさとかも
伝えれたんだろうなって思う。もっと複雑な動画の入れ込みができる時代がくると
いいですね。キャベツの映像をもっとわかりやすい角度で見せて欲しかったです。

3回戦は写真+文章作品対決でした。
√∞さんのは写真に綺麗なたっちのAAキャラを採用していて、なんだかほのぼの
とした感じの作品でした。文章系なので、文字を読むということを見る側に
強いるものですから、なるべく読む気をそそるような構造になっているべきだなと
思います。そういう点では写真がぽこぽこ入れ替わるほうがいいなっておもったし
AAも少し筒変化させていったほうがいいと思いました。フォントももっと凝っていても
よかったのかなって思いました。内容については心あったまるもので、近所のおばあさん
と主人公の絡み合いや運命のようなものをうまく表現されていて面白かったです。
文章系ってムズカシイですよね。どうやったら楽しく最後まで文章を読めるかっていう
ところの追求もあると思います。
HaruiさんのはAAのヌイグルミを写真でとったり、しかも作品自体に落書きができたり
とすごく作業量の大きいものでした。内容もほのぼのでした。次の写真はどうかな
って思わせてくれるので、楽しかったです。しいていうなら落書き機能が何のために
あったのかというあたりの意味合いを見せて欲しかったような気もします。あと
いろいろ書き込んでしまうと大事な本編が見えなくなってしまうので、落書き機能
に対する意味合いは大事だったかなって思います。任意でいつでも消せるとよかった
かも知れません。とちゅうでいきなり書いていたものが消されてしまうのも実は
よねっとは辛かったです。あとで知ったのですが、ヌイグルミはお手製だったらしいです
これは力作だと思いました。いろいろ詰め込みましたっていう感じがいいですね。
次はその技術をより意味のある方向へと変えられることを期待します。
凄い作品でした。

第4戦は静寂系アニメーション対決って感じかな
arex01さんのは最初のアニメーション表現が細かいのが面白いです。なんか不発じゃん
っていう表情の微妙な動きがあって、それから急発進っていうのと、あれだけ駆け巡って
着陸失敗っていうのとその表情がツボでした。飛んでいるときの描画もよかったですが、
飛んでいるときは何を目指しているのかとか、そういった意味合いがない分みていて
不安になりました。音が無かったので、更にその気持ちが増大しました。そのあたりの
部分に意味を何かしら意味をこめておくのも一つの手だったんじゃないかなって思います。
うーんそうだね。もっとはちゃめちゃとんでもうひとつ笑いをというのとかでもよかったのかな。
あのきゃらがこわい顔なので、そういった笑いをとるには向いていたのではないかと想像
します。かわいい系ならかわいい幻想的な飛び方をするとかもありかな。もっと面白く
表現できるだけの技術力もオモチのようですので、ちょっともったいない感がありました。
さっきからもっとこうしたらとか簡単にいってますが、制作時間とのかねあいもあるんで
すよねぇ〜口で言うのは簡単ってことです(汗
omaさんのは3D表現の効いた作品でもありました。cubeってもともとなんか元ネタが
あるっていう話らしいですが、不思議空間をうまく利用されているAA作品でした。
ああいうたっちのジエンも好きですね。8頭身はキモイです。3D表現されたあの空間
を動き回るので、今どこにいるのかよくわからなくなるので、ちょっと映像表現の理解
に苦しみます。背景とAAとの大きさ的なバランスがちょっときびしくなるところもありま
すが、みごとな世界観です。最後のひきの絵なんかはかっこよかったっす。あの背景で
終始、つながりを見せようとした表現労力の大きさにただ驚くばかりなのであります。
もしあれを3Dあぷりかなにかで描いているのであれば背景を簡単に動かせると思うので
もっと動かしてやっても面白かったと思ったりしますが、あんまり無理に動かしていない
ところをみると、やっぱりひとつづつ描きこんでいたりするのかなぁだとしたら、背景に
そそがれた描画時間は膨大だったかもしれませんね。

第5回戦は表現手法対決みたいな感じ?
むいむいさんの表現は独特で、なんか洋風な匂いがただよってくるゴースト系の
お話だったかな。色の使い方とかも、なんとなく統一感を感じさせる配色で、
滑稽な感じが増幅されるような描き方っていうか、そういうものを感じました。
本来90度であるべきものを90度で描くという、そういうきまりきった概念から
飛び出しているのがこの絵のタッチをうみだしているのかもしれないです。
一件単純そうなオリジナルキャラですが、作り出されたその数は多いです。
忘れたリコーダを取り返しにいくという単純そうなストーリーをここまで描画によって
興味を引かせるあたりはものすごいことだと思いました。よくある昔話を
たのしく子供達に聞かせるというか、そういう技術力を感じます。よねっと的には
ここまでくるともうちょっとひねりのきいた大人な物語を期待してしまいます。
子供向けならもっと笑いをいれる爆発的な人気を得そうな気がしました。
杉本君のはやっぱ独特な表現をしかけたMGっていうものなのかもと思いました。
けっしてかっこいいという色の使い方ではないのだけれど、その配色には一種の
統一感をというか、杉本君の中にある色の統一感を感じました。一部には
ありゃという意外な配色もあるにはありますが、全体をとうしてイメージされる
その造形がみごとなまでに無機質で、味のある雰囲気になっています。
見る人によっては、これを綺麗だという人もいれば、なんだかごちゃごちゃしている
だけだと捉えられてしまうところはあるかもしれませんが、よねっとはこういうのも
いいって思うほうです。こういうのってすごいって思います。次回作とかってどういう
ふうに自分のスタイルを維持するもんなのでしょうね。キニナルキです。
こういう雰囲気をもった作品が幾つでもあたらしい表現でつくれるのなら、
みてみたいです。なんていうか、色と造形を楽しむっていうただそれだけのこと
なのに、これだけまだまだいろんな方向性があるんだなって再認識させられました。
これもMGというスタイルの一種なのだろうとよねっとはそう思います。お見事です。

第6回戦はまぎれもなく、クリスマス対決です。
和茶さんのは2ちゃんねるクリスマスソングをもとにつくられたアニメーションPVです。
一つの素材をグリグリというよりは、一つの素材丁寧に描いてをうまく利用して、
という構造のように感じました。色の使い方が柔らかくて素敵ですね。曲のスピードも
それほどはやいわけではないので、映像の方もまったりとした感じです。ものすごい
数のキャラクターが出てくるので、そこの描画にさかれた労力を考えるとやっぱスゲーです。
無理にへんなコマアニメーションを使っていない分、動き面であっとさせらることは
ないですが、要所要所ではコマアニメも使われていて、シンプルさを感じさせます。
絵がうまいっていうのはみていて安心感もあるし、楽しいね。こんだけ絵がうまいので
もっと無理して動きを!と贅沢なことを言いたくなります。中止撤回っていうフォントは
なんかちょっとアンマッチな感じがします。でもかなり工夫して作られているので、
狙ってやってるんだろうな…。もっとこの映像ならかわいらしい感じの文字にしても
いいんでないのっていうのが、せいいっぱいのアンチです。っていうかよくない部分を
あげるのがちと苦労するタイプの完成度です。はげしくわらえるポイントがあるわけでも
ないのですが、笑いをねらっているわけでもなく、という感じだし。かわいいという
それ一点なので、可愛く絵が動いてるし、かけてる。うはwwwwwwっすっげwwww
そして、わが白組AKIRAさんのは…、おもいきったショートコント風アニメです。
うけるかどうかわからないレベルの落としで、ここまで丁寧に作られているのがすごいです。
よねっとは2つほど笑いのツボがありました、みなさんはいくつありましたか?
ここまできっちり描かれていると、すべっても絵だけでよねっとは満足です。赤組の
和茶さんと同じ感覚でみれば、かわいいー!の一点にもつきるわけですし…
よくマンガを読んでいても思うのですが、うけるかどうかわからないのに、絵を描く人たち
は偉大だと思います。下手な絵で笑いを誘う手法もありますが、こういうハイクォリティ
さだと完全に中身勝負になりますし、なんじゃこれっていう笑いは切り捨てられるわけ
なので、ちょっときびしい感があります。ニヤリとできたのでよねっとはないすAKIRAさん!
っていう感じです。うはwwwwwwwすっげwwwwwww。今回の自分の作品もそういう部分
あったと思います。ひょっとしたら、この広いネットの中だからクスリともわらわない人も
いたんだろうなぁ。わらいの要素を含んだ作品を作るのって勇気入りますよねAKIRAさん!
笑い屋制度を導入できれば、白けている人も笑わせれるかもネェ。笑いはムズカシイ。
6回戦はさすが大御所対決とあって安定感のある見事な絵がみれました。
そういえば和茶さんなにげにオリジナルの絵も結構つっこんでくるな。いいよいいよ。

投稿者-> yo-net at 2004年12月24日 23:00 | TrackBack(0)
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