2007年05月13日

_ID

IDと聞いて何を思い浮かべるでしょう。

大抵は固有識別子を意味する
identification(アイデンティフィケーションとカタカナ読みしておきましょうか)

こういうものや

最近流行りのiDというクレジット決済サービスの一種であったり

もっと専門的にはいろいろな意味がありまして、wikipediaや現代語学の辞書で調べるとIDという略語だけで10以上の意味を持っています。こういった略称が溢れてきた昨今では、言語としての役割が薄れてきていて、いわゆるスラングと呼ばれるものに近い存在だと感じる今日この頃です。

こうした略語はスラングとは違って共通性のある言葉であるという地位をもっているから太刀が悪いです。つまり略語でありながら、説明無しに、意味が通じる言葉であるという一般的な概念を持つところによく置かれ、しばしば意味がわからないまま、会話が垂れ流されるのです。

話を進める上で、こうした略語は便利ではあるのかもしれないけど、こうも多様化してくると勘弁して欲しいと思うこともしばしばで、この考え方が古いとか新しいとか言われたりするのなら自分の主張としては寂しい思いもするわけであります。誰しもが心のどこかで感じている複雑さであるという共通の認識をもっていただければ幸いです。

さて、時代はITからICTになったわけですが…
といわれた場合、どれくらいの人がついてこれるのでしょう。

そのまえに、そもそもスラングって何?という人もいたのではないでしょうか?

実に言葉は複雑化しているし、自分はこういう言葉の意味がわからない人が増えてきてもなんら不思議ではないと思います。ここらで何か手を打たないと、どこまでも言語は複雑になってくるのではないかと心配になってしまいます。一般人としては、どのあたりまで覚えておかなければならないのか?ということでありまして、社会で生きていく上で、突然と登場する意味の解らない言葉の数々は、そうは言っても知っておかなければならない言葉として彷徨い続けます。略語使用時のルール化というものを一般的に普及するような形でなんとかなしないといけないのではなかろうか、略語使用時はその略語が何を意味しているのか、わかるようにする工夫。ゲームのFFとDQNとかも同様に思います。DMCとかACEとかいろいろあるそうです。

ちなみにITはInformationTechnologyの略で日本語では情報技術と呼ばれているものであるというのは少し有名な話、ICTはInformation and Comunication Technologyの略で日本語では情報通信技術とよばれるものであるというのは少しマイナーな話です。ところが欧米ではもうすでにICTはITよりも一般的に使われているというのです。日本は少し遅れているらしいです。なぜなのでしょうか?自分は、メディアによるITという言葉の乱用と利用の継続の結果なのではないかと推測しています。

あ、そうそう
スラングは、俗語といいますか、一般的にしられていないような仲間内て通じる言葉という意味の言葉です。スラングそれ自体はスラングではないです。

と、前置きが長くなりましたが、

ある会話の中で偏向して意味を持たせるのは、わかりにくいと記述したそばから、ここではIDをInstructionDesgin(ウィキペディアにも載っていないじゃん!)ということにして記事を書きたいなと思います。

インストラクションデザインとは、つまりは学習するための設計ということになりますが、わかりやすい一例は、ネット上で何かを学ぶときに用意される教材の設計ということになろうかと思います。

IDに関する研究は、非常に進んでいるらしく、自分も人に知識を伝えるための最良の方法というものには興味があります。というのもFLASHの新機能説明書というものが頓挫したことには何か原因があるのではないかと、そう考えているからです。

そこでIDという技術についてちょっと調べてみたりしました。IDが重視されるのは、いわゆるe-Learnningと呼ばれるもので、ネット上で勉強するときの素材作りに関する手法なのだと思います。そこで少し勉強してみてすぐに興味を惹く言葉として、ARCSモデルというものを知ったわけです。

ARCSモデルとは何か?っていうのを書きたくてこの記事を書いたのではないのですが、紹介しておきますと、
学習させるときにひつような要素の頭文字をならべているだけでして、
AはAttention(注目させる・興味を惹かせる・動悸付け)
RはRelevance(学習内容と現実社会の関連性)
CはConfidence(学習したことによる自信)
SはSutisfuction(理解による満足度)

ということでありまして、このことに関する更に深い理解を得ることは、更にIDの学習を進めて、ARCSモデルを修得して欲しいと思います。

しかし、実際にARCSモデルを勉強しようとするとある疑問にぶつかるのです。
勉強をしようとすることを上手く導入するための技術であるにもかかわらず、このARCSモデル自体を学習しようとすると全くやる気がわかないのです。

何か間違えている!

勉強させるための学問であるにもかかわらず。それ自身が勉強したくなるような構造をなしていないのです。自分はIDについての学習をしようと思って調べ始めた方なので、多少やる気はある方だと自負するわけですが、それでも、どのサイトにいっても、ARCSモデルそれ自身を解説する本格的なサイトでさえ、あやしいものです。

つまり、自分なりの結論に達したわけなのですが、
ARCSモデルを勉強しても実践しなきゃ意味がないんだろうなって、そんな風に思いました。ちょくちょく勉強して、そいういった人に何かをうまく伝えるということを学んでみたいと思いました。

この長ったらしい記事を読んで共感されたかたは是非。一緒に同じ方向を歩みましょう。
IDを真剣に学び
そして、実践するのです。


それにしても、これだけネットが拡大したにもかかわらず
教育の機会というものは相変わらずで、大学院レベルの教材がネット上では入手しづらい状況です。本を買ったり、学校にいったりすることでしか知識は得られません。つまり、効率よく勉強しようとすると、お金がかかるということです。国家レベルのプロジェクトとして日本人を勉強させようとするならばe-Learenningというのは最もお手軽だと思うのですが、最近の本なんてのは全てコンピュータで作られているのでしょうからPDFやらの文書で各分野の教材を国が提供してもよさそうな気がします。

まぁ、ぶーたれてもしょうがないので、地道にやれる範囲で勉強することにします。

投稿者-> yo-net at 2007年05月13日 02:39 | TrackBack(0)
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