よねっとはラジコンチームMMRF21のステッカー担当を受け持っています。ステッカーを作るために買ったプリンタがアルプス電気のMD5500です。これはラジコンチームの共同出資が発端なのです。皆に5000円出してもらって、買ったんです。だからいっぱい印刷しないとね。
今のところ2年で1人あたり10枚くらい…
出資者が元を取った辺りまでしか作れてないorz。とはいうものの材料費とか、これまでの失敗、研究にかかったお金は計り知れない。透明のシールシートも10枚で1200〜1800円とばかにならないっす。インクもインクリボンを採用しているのですが、特色ホワイトっていうリボンが案外高いし、すぐなくなる。そんなこんなで、自作ステッカー作成については、TEAMのメンバも案外、お金がかかるという共通の認識はあるみたいで、あんまり文句はでてない。当初はイラストレータっていうアプリも購入したぐらいです。お金もかかったが、すんげぇ手間がかかる(このあたりの労力・技術力をお金に替えれば、メンバ一人あたまの投資について、余裕で元はとれてる。)。
ただ、質のいい自作ステッカーを作れたかというとそうではないのが、現状です。だから、イマイチもとを取れたという感じが実感できていないハズ。
そして!遂に!というか…漸く!MD-5500を用いた自作ステッカー制作手法を確立しました!今日はその手法について、記述を残しておこうと思います。
○やっぱ印刷に使うアプリはFLASH!これ最強。
今までイラストレーターで頑張っていましたが、ステッカー作りにはFLASHが適任です。なぜなら特色ホワイトを下地として印刷するための作業が楽。FLASHにはライブラリというやつがあって、デザインした絵をシンボル化して、カラー用のインスタンスと下地用のインスタンス(こちらは明度を0%にして真っ黒にしたもの)を配置するだけで済むし、重ね合わせ印刷をするために同じ位置に配置しなければいけない状況が随所にあっても、同じ位置にペーストとか、キーフレームを作成したりと、簡単に同じ位置に配置する作業ができる。もちろんシンボルを変更すれば、下地もデザインも連動して変更される。イチイチ下地用、カラー用と合わせ込んだりする作業もいらない。
○ステッカーのデザインをする。
このとき300DPIスケールでデザインをするのがよい。印刷するときは、デザインしたものを24%に縮尺したものを印刷します。FLASHで描いたものは72DPIとして印刷されます。ちなみに300pixで1inch=2.54cmだから、5cmくらいのステッカーをつくるだけでも、600pixくらいの大きなものをえがくことになります。描き上げれたら、シンボル化して、24%に縮尺。
○デザインするときに便利なFLASHショートカット機能
以下のもの。
線ツール N
選択ツール V
拡大縮小ツール Q
変形を解除する Ctrl Shift Z
数値入力で変形する Ctrl Alt S
同じ位置にペーストCtrl Shift V
あとはFLASHを使っていて普段よく使うショートカットですね。コピーと貼り付けとかフレームの挿入や削除、キーフレームに変換、すべて選択、フレームのコピペ Ctrl Alt C →Ctrl Alt Vとかね
○下地フレームの作成
奇数フレームに下地用のインスタンスを明度0%にして真っ黒にしたものを配置
○デザイン本体フレームの作成
偶数フレームは一つ前のフレームをキーフレームに変換して、できたフレームを使って明度の設定は解除
○印刷準備
メニュー「ファイル」−「ページ設定」ですべてのフレームを印刷に設定
○下地印刷
メニュー「印刷」を実行して、まずは奇数ページ1ページだけを印刷。はじまりページが1、終わりのページが1って感じで設定します。MD5500プリンタのプロパティで用紙設定をページ合成にして、特色印刷から単色のアンダーホワイトを選択(特色ホワイトというリボンがないと印刷出来ないです。)
印刷開始すると下地が完成。
○本体印刷
メニュー「印刷」を実行して、次は偶数ページ1ページだけを印刷。はじまりページが2、終わりのページが2って感じで設定します。特色印刷を解除して、印刷開始!
○備考
お好みに応じてMFインクリボンでオーバーコートするのもよしです。
○コーティング処理
印刷が完了したら、印刷はがれを防ぐ加工をします。これをやらないと、ちょっとこすっただけで印刷が簡単に剥がれてしまいます。
※その1 タミヤや京商から販売されているクリヤ塗料と塗る。何度も塗る!4回くらいは塗ったほうがいいかも。
※その2 DIY用品センタでうっている。透明スプレーを塗る。
おすすめは クリヤ塗料を丁寧に何度も塗るというやり方です。表面がつるつるして感じで光沢もあるのが、おすすめする理由です。しかも筆塗りは経済的。タミヤのアクリルクリヤは110円!そのかわり4回くらいにわけて同じ作業をしないと十分なコーティング効果が得られないのが手間です。
こんな感じで非常に長い工程を経て、比較的安価に多種多様の独自ステッカーが完成するわけです。業者さんにお願いすると、質は最高ですが、やっぱ高いし、好きなデザインは出来ないと思います。ボディ一面にはるような大きなステッカーをフルカラーでつくったらとんでもない価格になります。
なにげにMD-5500プリンタって最強だよね。
だけどA4をカラー1枚印刷するのに5分かかったり、きれいな赤色が出なかったり…所詮は安物?プリンタ自体は今も5万円台する高価なものです。
MMRFのメンバにステッカーをいっぱい作りたい!満足してもらいたい!
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