Wintab API

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概要

 Wintab APIはWindowsでWACOM製品のペンデバイスが動作するときに使われる仕組みです。つまり「Wintab」 = 「WACOM と その仲間たち」です。

 Windows Inkというのが、別の技術になります。どっちもWinだけどね。WACOMの技術のWintab32.dllの32bit版と64bit版がありますが、こういうのを使うのがwintabです。wintabはアプリケーション側がその信号を受け取って、絵を描くためのメカニズムとして動作させるという感じで、アプリケーションを作る側にとっては少し面倒な感じだったのですが、Windows Inkのtablet PCというのは、Windows側がペンの大きな処理を受け持つみたいな考え方です。


 じゃWindows Inkでいいかってなりそうなものですけど、WACOMのシェアはとんでもないっす。世界の80%超え。アプリ側はWACOM方式になっているものも多いです。むしろWACOMデバイスなら問題なく動くとしているアプリケーションの方が多い。そりゃそうだわな。microsoftはペンタブレットPCこそ作れど、ペンタブレットデバイスを作ってはいない。Microsoft製品にアプリを合わせるよりシェアの高いWACOMで動作確認が出来ている方がアプリの質を維持出来るし、使いやすい。


 Windowsがwintabがうまく動かなくなるようなWindowsの更新をして、wintabがWACOM側で用意していた特定のデバイス制御設定をして、なんとかトラブルを回避したりという事件もありました。その後、Windowsの修正プログラムが提供されて、元に戻ったとか。


 なんかWACOMって、Microsoftをも動かす力がある。ある意味、Microsoftよりも強い。でも、WACOMの稼ぎは小さい。年間の売上は1000億円くらいで、利益は100億円ちょい。つまり、これくらい独占していて、やっと成り立っている事業なんですね。新しい稼ぎ口を見つけないと、巨大企業にはなれない。ならなくてもいいのかもしれない。でもペン技術を継続して提供するには、今の状態を維持しないといけない厳しい状況ともいえる。社会的な需要に応え続けるためには、独占状態を維持しながら、リスクのある新しい稼ぎ口の発掘だけに走らず、ペン技術の改善をしながら、自社技術の新規需要の掘り起こしをしながら商売を続けるという道を歩んでいる。


 こうした状況の中で、各クリエイターもWACOMの技術にお世話になっている。WACOMデバイスに満足しているかはおいておいて。


 Windows Inkのせいで、うまく動かなくなっている古いアプリケーションも増えています。あるいはwintabに準拠しているアプリがwintabのドライバ技術を必要としているにも関わらず、wintabのドライバ無しでも動いてしまうWindows Inkの技術だけを使っているPCでwintabのとおりに動かないトラブルを 引き起こしたりしている。WACOM対応(動作確認済)のアプリを使うときはWACOMドライバを入れて下さいね。


 wintabに準拠したアプリ開発は一般人でもできるようになってはいます。


注)要無料会員ID

 githubサイトも古いですが、こっちの方がwintabの勉強はやりやすい。wintabのsdkはもう配ってません。でもサンプルファイルの中にsdkが入れ込んであるので、個別のサンプルプログラムを動かすことはできます。wintab32.dllはワコム製の何かを買えば、ドライバインストールをしたりした結果C:¥windows¥system32(ここに64bit版)とC:¥windows¥sysWow64(ここに32bit版)にファイルが配置されますので、これが使われます。つまり、なんらかのWACOM関連ペンデバイスがないと開発できません。あたりまえですけど。ペンが実際にないと、動作確認できないし、WACOM製品あるいはOEM製品を買いましょう。


 dllだけでなく、libファイルも必要な場合はdllからlibファイルを生成するのが一般的なようです。VCpp記事のlibファイル生成にかんする記事に生成方法が記述されています。 


 細かいAPIの説明はいつの日か続編で、記事にしようかと思います。



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