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(左にくるページが奇数ページになるようにページ番号を追加しよう)
(何処でズレたか、素早く検出できるようにしよう)
 
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 でもまずは、暫定のページ番号を設置しておきたいので、次はページ番号を始めたい右側のページにカーソルを合わせて、セクションを作成します。これで左側からページ番号が始めれます。
 
 でもまずは、暫定のページ番号を設置しておきたいので、次はページ番号を始めたい右側のページにカーソルを合わせて、セクションを作成します。これで左側からページ番号が始めれます。
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[[ファイル:2020-10-01 17h48 39.png|400px|thumb|none|セクションの追加]]
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 さきほどの説明と被りますが、1ページ目にする前の右側にあるページにカーソルを合わせて、「ページレイアウト」リボンのタブを選択して、ページ設定カテゴリの「区切り」を選択して表示されるメニューから「次のページから追加」を選択します。これで1ページ目だけ別のセクションという状態になりました。用紙設定はセクションと呼ばれる区切り毎に個別に設定することができます。
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 ここまで出来たら、ページを挿入する作業をします。
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[[ファイル:2020-10-01 21h10 54.png|400px|thumb|none|ページの挿入]]
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 1ページ目にしたいところにカーソルを合わせた状態で、「挿入」-ヘッダーフッタのカテゴリ「ページ番号」-「ページの上部」を選択して「左寄せ」のアラビア数字の形式であるサンプルを選択します。一番上にあると思います。
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 そしたら、
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[[ファイル:2020-10-01 21h23 14.png|400px|thumb|none|1ページのヘッダの設定]]
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「前と同じヘッダ/フッタ」をOFF状態に、「奇数/偶数ページ別設定」チェックを入れ、「上からのヘッダー位置」と「下からのフッター位置」を調整して、余白の印と同じ位置にする。
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 ページ番号の「1」という数字を範囲選択して、フォントを適時変更するとよいでしょう。管理人は「源暎ノンブル」というフォントを選択しています。(管理人は小説は一切作りません。)
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 次に、偶数ページのページ番号を調整します。偶数のヘッダ部にカーソルを合わせて
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[[ファイル:2020-10-01 21h39 08.png|400px|thumb|none|偶数ページのヘッダ設定]]
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 「挿入」-ヘッダーフッタのカテゴリ「ページ番号」-「ページの上部」を選択して「右寄せ」のアラビア数字の形式であるサンプルを選択します。上から3番目にあると思います。
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 目次や前書き部分を作るときに本文と別のページ設定をいれるときも同じような操作をします。
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 因みに1ページとしたいフッターについても、フッター部を選択した状態で「前と同じヘッダ/フッタ」をOFFにしておくとよいと思います。
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 全ての設定が終わると以下のようになります。
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[[ファイル:2020-10-01 21h57 05.png|400px|thumb|none|こんな感じ]]
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 もうちょっとだな。
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==='''原稿用紙設定にして縦書きの等幅にしよう'''===
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 この状態では、文章を書いていくと、プロポーショナルフォントのようになって、詰めたり、広がったり、何を基準にしているのかよくわからないけど、ぐちゃぐちゃした状態です。
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 設定の詰めの一手として、以下のように設定します。
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[[ファイル:2020-10-14 20h33 22.png|400px|thumb|none|詰めの一手]] 
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 「ページレイアウト」リボンのタブを選択して、右下角のマークをクリックして表示される(角のマークの図はこれまでにやってきたので詳細は省略、詳しくは[[Word 小説作成設定#ページサイズと余白と行間を設定しよう|ここに戻ると思いだせる]])ダイアログで「文字数と行数」タブを選択して、「文字数と行数の指定」のところのラジオボタンを「原稿用紙の設定にする」に合わせます。次に文字数を「42」行数を「17」に設定します。
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 これで、かなりいい感じになったと思います。フリガナのルビとか、2桁の数字を一つのマスに並べて書く縦中横とかの付け方はまたおいおいですね。
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 あと、もう少しかな。
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==='''カーニングと字詰めの体裁を等幅向けの設定にしよう'''===
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 これでも、まだ横にラインがズレる。なんでなん?って思う感じ、わかります。Wordは、本当にやりたいことを分かってくれない。ナカナカ、感が悪い。ずらそうずらそうとしてくる。させない!って感じが恐ろしい。もうInDesign使った方が早くね?ってなってくる。やるなWord!
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 以下のように「ファイル」-「オプション」の「体裁」というカテゴリの設定が必要です。
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 まずダイアログの出し方はちょっと前にやったので、わかると思いますが、絵を張っておきます。
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[[ファイル:2020-09-18 14h43 21.png|400px|thumb|none|ファイル→オプション]]
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 そしたら、
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[[ファイル:2020-10-15 18h08 23.png|400px|thumb|none|文字間に関する隠れた要素の設定]] 
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 体裁の「カーニング」を「半角英数のみ」にしておきます。これなら、句読点が字詰めされる心配はないでしょう。それから、「文字間隔の調整」を「間隔を詰めない」に設定します。なんでこんなところにこんな設定があるん?まぁ気にしない。通常の横書き文書作成でも、等幅にしたい時に気づきにくい要素かなと思います。これは知っておくと仕事でも生かせるかもしれない。
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 ついでに、禁則文字の設定もユーザ設定にして、全部消しておいてもいいかもしれない。Wordのお世話にならなくても、自分でこれは不味いなって気付ける人間であってほしい。そうすれば意図的に変わった文字から始めたいときに困らない。
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 なんしか、まだあるよ。
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==='''フォントの設定でカーニングを解除しよう'''===
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 まだありました。流石はWord。フォントの設定にも、これまでの設定を否定するようにカーニングを掛けようとする設定があります。もうカーニングありきなん?このアプリケーション。等幅にさせたくないとしか思えない。
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[[ファイル:2020-10-15 18h32 46.png|400px|thumb|none|フォントのカーニング設定も切る!]]
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 文字を選択した状態でホームリボンのタブを選択した状態でフォントカテゴリーの右下隅をクリックするとフォント設定ダイアログが開きます。
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 したら、
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[[ファイル:2020-10-15 18h37 46.png|400px|thumb|none|フォントのカーニング設定OFF]]
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 「詳細設定」タブを選択して、「カーニングを行う」のチェックを外す!複数のフォント設定がされている場合はチェックボックスの中に■マークが表示されて、一回クリックするとレ点状態に変わり、もう一回クリックでようやっとで外れる仕組みです。
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 で、もうちょっと、踏み込みましょうか。
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==='''何処でズレたか、素早く検出できるようにしよう'''===
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 あとは、字がどこでズレたかを検出できるように目配せ(めくばせ)する設定にしよう
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 まずは、ページレイアウトを表示します。何回か、このダイアログ表示していると思うので、説明はいらないかもしれませんが、詳細は[[Word 小説作成設定#ページサイズと余白と行間を設定しよう|ここに戻ると思いだせる]]ですね。
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[[ファイル:2020-10-15 18h49 51.png|400px|thumb|none|グリッド線のダイアログ表示]]
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 上記のように、「文字数と行数」のタブにある「グリッド線」というボタンを押しましょう。すると以下のようなダイアログが表示されます。
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[[ファイル:2020-10-15 20h32 54.png|400px|thumb|none|グリッド線を表示するに変更]]
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 グリッド線の表示エリアの文字グリッド線を表示するにチェックを入れます。そして、「文字グリッド線を表示する間隔(本)」を「2」にします。
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 これで、グリッド線が表示されたはずです。このマスに1文字づつ入れていく感じで文章を書くのがベストです。ルビとか縦中横(たてちゅうよこ)の設定でも、またズレが生じ始めます。これをうまく回避していくのにも、グリッドは役に立つと思います。時々、グリッド線の表示を取り消して、文章の出来栄えを確認すると、読者にとってどのように映るかを確認できます。文章の中身も大事ですが、全体の眺めというのも大事な要素だと思います。じゃWordなんか使うなっていう人もいるかもしれませんが、まずは手持ちのツールで小説っぽいことをやる手段ですから、そこらへんを頭の片隅において行くとよいと思います。
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 縦中(縦の文章の中)に横を入れるから、縦中横か?あまり、しっくりこない。
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 以上で設定はほぼ完了です。あとは小説を書く作業をするだけかな。文章の書くときの工夫が必要な部分があるので、時間があるときに説明をつくろうかな。
  
 
=='''関連記事'''==
 
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*[[Word 小説作成 文章作成]]
 
*[[小説制作 ページ設定]]
 
*[[小説制作 ページ設定]]
 
*[[小説制作 docx→epub/mobi変換]]
 
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