Ubuntu 新しいページはコチラ

提供: yonewiki
移動: 案内, 検索
(python3.xのインストール)
(コマンド利用におけるroot権限への移行)
75行: 75行:
  
 
通常のプロンプトの$の前にあるチルダ(~)もディレクトリパスを意味していて、ホームディレクトリを意味しています。rootさんのホームディレクトリもありますのでrootさんに切り替わるとチルダではなく、パスが表示されるというわけなのです。ちなみに /root がrootさんのホームディレクトリになっています。いずれもデフォ(規定値)の場合です。
 
通常のプロンプトの$の前にあるチルダ(~)もディレクトリパスを意味していて、ホームディレクトリを意味しています。rootさんのホームディレクトリもありますのでrootさんに切り替わるとチルダではなく、パスが表示されるというわけなのです。ちなみに /root がrootさんのホームディレクトリになっています。いずれもデフォ(規定値)の場合です。
 +
 +
 +
==== '''ディレクトリ操作''' ====
 +
ホームディレクトリを起点としてコマンドライン画面のターミナルが開く仕組みです。ホームディレクトリというのやユーザ毎に異なる設定になっているのですが、Ubuntuでは/home/(ユーザ名)というディレクトリが、ホームディレクトリになっていてrootは、/rootになっています。ディレクトリの参照権限の設定とかはWindowsの方がやや複雑というか、柔軟に設定できるというか、そんな印象です。UbuntuのようなUnixの系統を踏むLinux系のOSではディレクトリ毎にユーザ権限とグループ権限とその他権限の3種類について、読み込み/書き込み/実行の権限を設定して制御するのが一般的です。ターミナルで今、どこのディレクトリにいるのかを確認するコマンドがありますので、そこから見ていきましょう。今、どこにいるといのは今どこのディレクトリを覗いているのというニュアンスですね。今覗いているディレクトリに対してできる操作方法というのが決まっていますし、今どこをみているのかというのは重要な概念です。ウィンドウズのエクスプローラを使ってディレクトリを見るときも、いまどこを覗いているかという概念があると思いますし、そのディレクトリに対してメニューから新しいディレクトリを作るという操作ができるようになっていたりしますよね。そんなわけで、今、覗いているディレクトリ、専門用語ではカレントディレクトリと言ったりしますが、それを確認するのがpwdというコマンドです。
 +
 +
pwd
 +
コマンド結果
 +
/home/user_id/
 +
 +
という感じですね。ディレクトリの移動にはcdというコマンドと移動先を引数にしたような設定値を使って移動します。例えばユーザ毎に割り当てられているホームディレクトリは ~ が設定値になっています。一つ上は ..という記号で、現在のディレクトリは . という記号によって表現されています。以下のようなコマンドがディレクトリ移動の例となります。例ではユーザのホームディレクトリが /home/user_id/ となっている前提になっています。
 +
 +
pwd
 +
コマンド結果
 +
/home/user_id/
 +
 +
'''cd ..'''
 +
pwd
 +
コマンド結果 一つ上のディレクトリに移動したのを確認。
 +
/home
 +
 +
'''cd user_id'''
 +
pwd
 +
コマンド結果 /homeから/home/user_id/に移動したのを確認。
 +
/home/user_id/
 +
 +
'''cd /home'''
 +
pwd
 +
コマンド結果 /home ディレクトリに移動したのを確認。
 +
/home
 +
 +
'''cd'''
 +
pwd
 +
コマンド結果 引数を設定しないとホームディレクトリに移動します。
 +
/home/user_id
 +
 +
'''cd /etc'''
 +
pwd
 +
コマンド結果 いきなり特定のディレクトリにも移動できます。当然ですが…
 +
/etc/
 +
 +
'''cd ~/public'''
 +
pwd
 +
コマンド結果 ~というホームディレクトリを示す記号と組み合わせてのディレクトリ移動もできます。
 +
/home/user_id/public
 +
 +
と、たくさん例を出しましたが、こんな感じですね。エクスプローラでフォルダをポチポチするのも乙なもんでしたが、こういう方法も覚えていくのがコマンドラインを使いこなすための作法です。興味ない人はこれ以上、読み進める必要もないでしょうね。コマンドラインなんか覚えたくないという人は、それまでです。コマンドラインでしかやれないことはありますので、パソコンの使い方をこれ以上は拡張できないということを意味します。もちろんコマンドラインを使わなくても生きていけるし、パソコン自体を使わなくても生きていける。ただやれることが違うだけのことです。大した差ではありません。ギターが弾けなくても生きていけるし、フィギアスケートができなくても生きていける。山登りをしなくても生きていけるし、海で泳がなくても、生きていける。スキューバダイビングをしなくても生きていけるし、スカイダイビングをしなくても生きていける。飛行機に乗らなくても海外にはいける。パスポートがなくても生きていける。旅行をしなくても…ってもういいですかね。やれることを増やすと世界が変わると思う人もいれば、そうでない人もいる。そういうことなんだろう。
  
 
==== '''ファイルの編集''' ====
 
==== '''ファイルの編集''' ====

2017年4月28日 (金) 00:00時点における版



個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツールボックス