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'''不便なところ''' | '''不便なところ''' | ||
− | + | *燃料を給油するたびにエンジンオイルを混ぜなくてはだめなところ。混合オイル方式です。 | |
− | + | ::2サイクル(ストローク)エンジンという種類のエンジンであるのが原因です。2ストって呼びます。現代の主流は4サイクルなので混ぜなくても大丈夫なのです。ラジコンのエンジンも2ストでしたので、スクーターを乗る前からラジコンをやっていた管理人は2ストに疑問を持ちませんでしたが、なんで、Vespaの自分だけが燃料を入れるたびにエンジンオイルを混ぜなきゃいけないのかはわかっていませんでした。なんとなく、国産車とかはエンジンが強いのかなとか思っていました。インターネットが発達した今だからわかるんですけど、2ストのエンジンって、Vespa以外にも割かし存在していて、耕運機とか一部のバイクなんかでは2ストになっていて、専用の燃料を使ったり、自分で混ぜて使ったり、エンジンクランク用オイルが消費されるタイプとかがあります。 | |
− | + | ::エンジンのピストンの下側にはクランクとよばれる構造の上下運動を回転運動に変換する機構がエンジン内部に備わっています。2ストの場合はこの部分にも燃料が回り込む構造になっています。ピストンの下に燃料が充填されます。この時、上側にも燃料が圧縮されつつある状態になっていて、次にピストンが1番上に行って爆発します。その勢いで、ピストンは下にさがります。排気口から燃えカスが出ます。割かし燃焼しないままの燃料が不燃のまま出ていきます。さらにピストンが下がると、クランクに補充された燃料が掃気口という通路を使ってピストンの上側に移動します。これが2ストなので、燃料にエンジンオイルが混合されていないと、潤滑せずにピストンによる熱でアツクなります。焼き付きでシリンダとピストンが溶融したり変形によってかみ合わせの強烈な引っ掛かりができたりして、エンジンがお亡くなりになる仕組みです。 | |
− | + | ::燃料みたいにエンジンオイルを補充しておいて、少しづつシリンダ内にエンジンオイルを混ぜてくれるエンジオイル消費型の構造のものもあるそうです。Vespaの場合は別途エンジンギア用のオイルもいるので、車と同じように定期的にエンジンギアオイルを交換しないと駄目です。Vespaのギアオイルは下から抜いて、上から補充する仕組みになっています。作業台替わりにスーパーで売られている肉の正方形の平皿のようなものと1Lの牛乳パック2個と紙と高さ10cm程度の容器2個にサランラップでもかぶせて使うのが良いでしょう。1.2~1.4Lくらいのオイルが入っています。24mmに対応しているモンキーレンチがあれば、オイルの抜き取り作業ができます。ナットねじを緩めるとオイルが出てくるので、工具が汚れる覚悟は必要です。洗浄する場合は何回か回転させるためのオイルも余分にあった方がよいでしょう。捨てるのは大変なのであまりたくさんの在庫を抱えないように気を付けてほしいです。側面のナットねじを外して横から注入する形なので、チューブとロートを密着させたような器具があると流し入れやすいと思います。今はどうなのか知りませんが、オイル缶に廃オイルを入れてガソリンスタンドなんかに持っていくと廃棄してもらえます。有料の場合もあるので、いくらかお金は持って行った方がよいでしょう。燃料を入れに行くついでに廃棄すると、お客さんにもなれるので気負いが少なく済むでしょう。空缶はAmazonで800円くらいで売っています。たくさんの紙に吸わせて捨てる方法もありますが、地域の廃棄物処理規則に従う必要があります。オイル缶で持って行って捨てるのが良さそうです。缶自体も捨てたい場合は、購入するときに切断開口分解して、こびりついたオイルをふき取る必要がありますので、気を付けましょう。1回こっきりの作業ですべて購入して捨てる場合は自分でやる方が高くつく場合もあるかもしれません。プロにまかせると道具を用意しなくてもよいので楽です。汚れるのがあまり好きでない人や楽しめない人や場所やお金に余裕がない人はお願いした方がいいんじゃないかな。購入から収納。作業内容。廃棄処理。洗浄処理。すべての工程を見通してから行動を起こさないと痛い目に逢います。失敗して敷地や床が汚れたりしたらまぁまぁ大変なことになります。無理にバイクを持ち上げて倒したりしたら悲惨ですよ。 | |
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+ | :*バッテリー非搭載 | ||
+ | ::エンジンを止めたら何も明かりをつけることができません。真っ暗です。 | ||
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+ | :*エンジン始動はキックスターターのみ。あるいは押しがけ | ||
+ | ::キックスタータが基本です。キックする部分はいつでも使えるようになっているので、そこは安心。あるいは1速にギアを入れて、押すというテクニックがあります。エンジンがかかって追いつけなくなる前にクラッチを握る感性と間違えてもアクセルを回さないやり方と飛び乗る技術をバランスよく持ち合わせていないといけません。それが押しがけ。エンジンってのは勢いがつけば勝手に回り始めるもなのさ。圧縮して点火の軌道にのりさえすれば安泰。ラジコンも同じです。チョークってのあるのでそれをひいてあったまるまでは燃料を多めにして爆発させるという方式なので座席のしたにあるつまみを引っ張ってチョークを引くのを忘れるというミスもよくあります。 |