進撃の巨人(実写)前編/後編

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概要

いわずもがな、漫画・アニメで大ヒットの進撃の巨人の実写版です。映像は、CGオンリーではなく、なんていうかミニチュアというか特撮セットを活用したものになっていて、特撮CGというか、そういう新しいジャンルを切り開いています。アニメの声優の迫力が頭にしみついている分、演技に迫力が欠けますかね。といっても、アニメ張りに声を強調すると、演技は浮いてしまうことになるので仕方ないでしょうか…。実写には実写の表現があるのではないかと思ったりもします。そういう意味では、よくはまった演技になっていると思います。


内容のについては、アニメや漫画の流れとは違うものになっています。壁の外への憧れを強く抱く主人公が、巨人をぶったおしたなら、きっと海だって見れるし、鳥のように自由に羽ばたける。そんな感じの目的になっています。壁の外の仕組みは漫画よりも単純化されています。


壁の中の戦いであるという展開への急展開もあり、壁の中での巨人化への説明が若干少な目のまま、主人公自身も巨人化します。巨人化するきっかけとか、仕組みとかがふわっとした感じで、わけわかんないけど、そういう感じの事が起こるんだっていうそういう仕組みになっていて、いつのまにか巨人同士が戦っていたりするわけです。いわば、人間と人間の戦いであり、戦争なわけです。


前編、後編に分けての長尺の割には、説明しきれなかった感じが多く、進撃の巨人自体をあらかじめ知っていることが、映画の理解を助ける仕組みになっているような気もします。漫画のような伏線や物語の面白さというものがかなりそがれていて、物足りないという感じです。なんか、単純って言うか、よくある特撮映画のパターンみたいな、その程度の物語にすげ変わっている感じです。


前編、後編にわけたってたかだか4時間で、アニメの12時間以上にわたるような話をしようってことだから、無理があるのはなんとなく仕方がないような気がします。やっぱり、大人の事情って言うか、実写化しなきゃいけないような理由でもあったのかもしれないというくらいに縛りの強い構成ですから、しらけてみえてしまう。この映画でお金稼ぎをしようっていうようなそんな意図が感じられてしまうのが残念です。作品に込めた熱い思いってのが、少ない脚本です。どこで感動していいのかわからないし、どこが怒りになっていて、どこへ向かっているのかがわかりづらい。面白くしたいっていう部分もみえかくれしていて、詰め込みたいっていうのはわかるんだけど、からまわりしているという感じです。色恋のやりとりにかなり尺をつかってしまっている部分も、この物語にはあまり必要ないんじゃないかって言う展開に感じました。もっと別の表現を強調した方が進撃の巨人らしさっていうのをアピールできたような気がします。


一方で、特撮CGの発想はかなり良いと思いました。CGだけでは金がかかりすぎるということもあると思いますが、巨人をよりリアルに動かすことができていると思いましたので、こういうやり方ってはアリだなと思いました。実写ならではの創意工夫が感じられます。迫力は満点です。


映像美はあったけど、中身が伴わないそんな印象の映画だったように思います。前評判がなければ、わざわざ映画館で見るほどでもないなという、そういう内容だったかなと酷評しておきたいと思います。しかも前編後編と2重払いしているわけですから、まんまとやられたという感じです。テレビドラマでやればよかったんじゃないかって思うくらいのそんなものでした。


演技力とか、創意工夫があそこまで高いものを発揮できているのに、なんかもったいないっすね。



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