劇場版アニメひるね姫のソースを表示新しいページはコチラ

== '''概要''' ==
映画館で鑑賞しました。映画館で見る必要があるかどうかは置いておいて、OAVとしては、とても面白い作品だと思いました。


脚本がとてもいいですね。何気ない自動車産業の話を壮大なファンタジーで描くことで、複雑さが増すとともにハラハラ度が高まっています。ひるね姫の眠りの中の出来事はアニメでやる意味がある壮大な情景やメカニック。建造物やその動きがよく表現されています。一部、3Dで描かれたような背景をパン(カメラの横旋回)するシーンは忠実でありながらめんどくさくて、あまりアニメーションスタジオがやらないようなことをやっているのが面白い反面、絵が雑なのが少し残念。


神山監督は、攻殻機動隊SACも担当していたので、AIと自動車と夢と眠りと社会をリアルに描く視点で、攻殻機動隊からも着想されそうな物語を描いたのかなと思いました。細かい設定が守られていて、面白いし、設定では表現できない範囲はファンタジーの範囲に収めたりという工夫が感じられるのが楽しいです。


萌え萌えというわけの絵ではない、そういったたぐいの社会派大人向け(12歳～)アニメーションかなって思いました。


無料の権利を使って鑑賞しましたが、映画館で見る価値あるかなっていう作品だと思います。自分的には娯楽としてはGoodですね。