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(簡単なMETAFONTの流れ)
(簡単なMETAFONTの流れ)
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次にMETAFONTのコマンドを使うために以下のコマンドを実行します。
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次にMETAFONTのコマンドを使うために以下のコマンドを実行します。できればカレントディレクトリをmfプログラムを実行するための作業用ディレクトリに変更した方がよいと思います。今から行う作業によって、いくつかファイルが生成されます。関係のないファイルがあるディレクトリで作業をすると何が生成されたkわからなくなります。
 
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  >'''mf'''  
 
  >'''mf'''  
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  **
 
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<nowiki>**</nowiki>という状態で新たなコマンドを受け付ける状態になって停止します。通常はこの状態でMETAFONTプログラムが記述された*.mf(メタフォント)ファイルを選択するようなコマンドで*.gf(グリフファイル)ファイルを生成する操作をしますが、
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<nowiki>**</nowiki>という状態で新たなコマンドを受け付ける状態になって停止します。通常はこの状態でMETAFONTプログラムが記述された*.mf(メタフォント)ファイルを選択するようなコマンドで*.gf(グリフファイル)ファイルを生成する操作をしますが、まずは簡単な一行の一筆書きのグリフを作るだけなので、コマンドだけでmfプログラムを記述するため以下のコマンドでメタフォントプログラムを記述できるモードにします。
  
 
  **'''\relax'''
 
  **'''\relax'''
 
  *
 
  *
  
とすると次は*という状態で新たなコマンドを受け付ける状態になります。
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とすると次は*という状態で新たなコマンドを受け付ける状態になります。この状態で、メタフォントプログラムを記述できるので、試しに何も考えないで以下のコマンドを実行します。
  
 
  *'''draw (20,40)..(20,20)..(80,20)..(80,40); showit; shipit;'''
 
  *'''draw (20,40)..(20,20)..(80,20)..(80,40); showit; shipit;'''
 
  [0]
 
  [0]
  *end;
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これで、何やら描画されたウィンドウが表示がされると思います。これがdrawからはじまる構文によって、生成されたMETAFONTの図形です。またコマンドプロンプトにもどって、さらに
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  *'''end;'''
 
  Output written on mfput.2602gf (1 character, 192 bytes).
 
  Output written on mfput.2602gf (1 character, 192 bytes).
 
  Transcript written on mfput.log.
 
  Transcript written on mfput.log.
  
  
これで
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これで、先ほど表示されたウィンドウが閉じられて、shipitという命令も実行された結果、[0]という番号1つだけのグリフ情報をもったgf(グリフファイル)であるmfput.2602gfファイルが生成されます。生成するべきグリフファイル名を指定していないので、このような名前のファイルが生成されます。2602gfとなっていますが、これは1インチ2602ピクセルのグリフという意味の数値で、これも規定値として扱われる拡張子です。ただし、これでは表示するためのビュワーがないのでdviというファイルに変換をします。そのまえにgfファイルをdviファイルにするために必要なtfmファイルを生成します。
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>'''mktextfm gray'''
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mf-nowin.exe --progname=mf --base=mf \mode:=ljfour; \mag:=1; nonstopmode; input gray;
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This is METAFONT, Version 2.7182818 (TeX Live 2017/W32TeX) (preloaded base=mf)
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(c:/texlive/2017/texmf-dist/fonts/source/public/knuth-local/gray.mf
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(c:/texlive/2017/texmf-dist/fonts/source/public/knuth-local/graylj.mf
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(c:/texlive/2017/texmf-dist/fonts/source/public/knuth-lib/grayf.mf
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[119] [120] [121] [122] ) ) )
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Font metrics written on gray.tfm.
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Output written on gray.600gf (123 characters, 13144 bytes).
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Transcript written on gray.log.
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mktexupd failed
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C:/Users/speci/.texlive2017/texmf-var/fonts/tfm/public/knuth-local/gray.tfm
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上記コマンドによってgray.mf/graylj.mj/grayf.mf/gray.tfm/gray.logおよび123文字のグリフを持つgray.600gfが生成されます。これでdviファイルを生成するのに必要なファイルがそろったので、以下のコマンドを実行します。
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>'''GFtoDVI mfput.2602gf'''
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