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なんで、こんなややこしいものを定義しちゃったんだよ~。ってなりそうですが、ある程度の種類の物質を温度とか圧力とか状態を無視して体積の議論をせずとも、まとめて考えたいときに扱えて便利とかそんな感じです。だから?ってなりそうですけど…
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 なんで、こんなややこしいものを定義しちゃったんだよ~。ってなりそうですが、ある程度の種類の物質を温度とか圧力とか状態を無視して体積の議論をせずとも、まとめて考えたいときに扱えて便利とかそんな感じです。だから?ってなりそうですけど…
  
  
これを、うまく利用するには、
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 これを、うまく利用するには、
 
*原子番号表の原子量<span>(</span>原子量がのってない周期表はこういう計算をするときには使いにくい<span>)</span>
 
*原子番号表の原子量<span>(</span>原子量がのってない周期表はこういう計算をするときには使いにくい<span>)</span>
 
*分子を扱う場合は、その分子の元素記号表記と分子を構成する原子の個数
 
*分子を扱う場合は、その分子の元素記号表記と分子を構成する原子の個数
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したがって、物質量自体もなかなかあやふやなんすけど、今の時点<span>(</span>現時点<span>)</span>でわかっている分子や原子の物質量こそが1molであり、1molに対しての原子あるいは分子の個数は およそ <ytmath>$ 6.022 \times 10^{23} $</ytmath> 個として話を進めようとするナカナカややこしいことなのです。
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 したがって、物質量自体もなかなかあやふやなんすけど、今の時点<span>(</span>現時点<span>)</span>でわかっている分子や原子の物質量こそが1molであり、1molに対しての原子あるいは分子の個数は およそ <ytmath>$ 6.022 \times 10^{23} $</ytmath> 個として話を進めようとするナカナカややこしいことなのです。
  
  
化学反応を利用する業界や料理で反応に必要な分量が分かるのが、アボガドロ数あたりの質量から導き出せるということです。必要最低限の材料を揃えて仕入れるという無駄のない化学のなせる技。
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 化学反応を利用する業界や料理で反応に必要な分量が分かるのが、アボガドロ数あたりの質量から導き出せるということです。必要最低限の材料を揃えて仕入れるという無駄のない化学のなせる技。
  
  
例えばの話をしよう!
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 例えばの話をしよう!
 
水分子<span>(</span><ytmath>$ \rm{H}_2\rm{O} $</ytmath><span>)</span>  1molは 水素の原子量が1で酸素の原子量が16 だから <ytmath>$ 1 + 1 + 16 $</ytmath><span>(</span>水素2個と酸素1個で構成されているからね!<span>)</span> でおよそ18g<span>(</span>グラム<span>)</span>あれば1molの水分子と言える。この18gには水分子が<ytmath>$ 6.022 \times 10^{23} $</ytmath> [個] あるということになる。
 
水分子<span>(</span><ytmath>$ \rm{H}_2\rm{O} $</ytmath><span>)</span>  1molは 水素の原子量が1で酸素の原子量が16 だから <ytmath>$ 1 + 1 + 16 $</ytmath><span>(</span>水素2個と酸素1個で構成されているからね!<span>)</span> でおよそ18g<span>(</span>グラム<span>)</span>あれば1molの水分子と言える。この18gには水分子が<ytmath>$ 6.022 \times 10^{23} $</ytmath> [個] あるということになる。
  
  
水素分子<span>(</span><ytmath>$ \rm{H}_2 $</ytmath><span>)</span> 1mol は2gで水素分子が<ytmath>$ 6.022 \times 10^{23} $</ytmath> [個] だ!
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 水素分子<span>(</span><ytmath>$ \rm{H}_2 $</ytmath><span>)</span> 1mol は2gで水素分子が<ytmath>$ 6.022 \times 10^{23} $</ytmath> [個] だ!
  
  
水素原子<span>(</span><ytmath>$ \rm{H} $</ytmath><span>)</span> 1mol は1gで水素原子が<ytmath>$ 6.022 \times 10^{23} $</ytmath> [個]  
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 水素原子<span>(</span><ytmath>$ \rm{H} $</ytmath><span>)</span> 1mol は1gで水素原子が<ytmath>$ 6.022 \times 10^{23} $</ytmath> [個]  
  
  
酸素原子<span>(</span><ytmath>$ \rm{O} $</ytmath><span>)</span> 1mol は 16g で…
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 酸素原子<span>(</span><ytmath>$ \rm{O} $</ytmath><span>)</span> 1mol は 16g で…
  
  
こんな感じに考えていく。
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 こんな感じに考えていく。
  
  
1molあたりの重さg<span>(</span>グラム<span>)</span>はモル質量と呼ばれていて[g/mol]という単位を使って表すので、水のモル質量はおよそ18[g/mol<span>(</span>グラム パー モルあるいはグラム毎モル<span>)</span>]です。
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 1molあたりの重さg<span>(</span>グラム<span>)</span>はモル質量と呼ばれていて[g/mol]という単位を使って表すので、水のモル質量はおよそ18[g/mol<span>(</span>グラム パー モルあるいはグラム毎モル<span>)</span>]です。
  
  
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凄くない?
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 凄くない?
  
  
?そうでもないか
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 ?そうでもないか
  
  
ひたすら、およそという表現がつくくらいなら、そんな計算やめてしまえ!と思うかもしれない。だが、そこはじっとこらえて、およその話をしたいんだ。そうなんだ。およそでもいいから、まとめてしまいたい…
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 ひたすら、およそという表現がつくくらいなら、そんな計算やめてしまえ!と思うかもしれない。だが、そこはじっとこらえて、およその話をしたいんだ。そうなんだ。およそでもいいから、まとめてしまいたい…
  
  
切実やなぁ。アボガドロ定数。泣けてくる。
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 切実やなぁ。アボガドロ定数。泣けてくる。
  
  
 
[[化学]]へ戻る
 
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2020年8月22日 (土) 00:00時点における版



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