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(→ポインタ) |
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で定義(Definition)できます。<br /> | で定義(Definition)できます。<br /> | ||
例1:定義<br /> | 例1:定義<br /> | ||
− | < | + | <syntaxhighlight2 lang="cpp" line start="1"> |
#include <iostream> | #include <iostream> | ||
int main() { | int main() { | ||
47行: | 47行: | ||
return 0; | return 0; | ||
} | } | ||
− | </ | + | </syntaxhighlight2> |
<br /> | <br /> | ||
ポインタのややこしいところは、ポインタ変数を使って代入するときも同じく*を使う事にあるのかもしれません。定義と混同しやすいです。<br /> | ポインタのややこしいところは、ポインタ変数を使って代入するときも同じく*を使う事にあるのかもしれません。定義と混同しやすいです。<br /> | ||
例2:ポインタ変数での代入<br /> | 例2:ポインタ変数での代入<br /> | ||
− | < | + | <syntaxhighlight2 lang="cpp" line start="1"> |
#include <iostream> | #include <iostream> | ||
int main() { | int main() { | ||
63行: | 63行: | ||
return 0; | return 0; | ||
} | } | ||
− | </ | + | </syntaxhighlight2> |
実行結果※サンプルの動かし方は[[Cpp クラス]]の一番下に記述があります。 | 実行結果※サンプルの動かし方は[[Cpp クラス]]の一番下に記述があります。 | ||
<syntaxhighlight lang="cpp"> | <syntaxhighlight lang="cpp"> | ||
78行: | 78行: | ||
そして、アドレスそのものを使っての変数同士のやりとりは以下の例ように記述します。<br /> | そして、アドレスそのものを使っての変数同士のやりとりは以下の例ように記述します。<br /> | ||
例3:ポインタ変数で実際にアドレスを使う手法<br /> | 例3:ポインタ変数で実際にアドレスを使う手法<br /> | ||
− | < | + | <syntaxhighlight2 lang="cpp" line start="1"> |
#include <iostream> | #include <iostream> | ||
int main() { | int main() { | ||
91行: | 91行: | ||
return 0; | return 0; | ||
} | } | ||
− | </ | + | </syntaxhighlight2> |
実行結果 | 実行結果 | ||
− | < | + | <syntaxhighlight2 lang="cpp"> |
intNum=50 | intNum=50 | ||
*pintNum=50 | *pintNum=50 | ||
pintNum=00000000001BFC34 //ここの結果はプログラムの書き方を変えたり、プロジェクト設定環境が違うと異なる数字になります。64bit設定にするとアドレスの桁が数が増えるのは確か。 | pintNum=00000000001BFC34 //ここの結果はプログラムの書き方を変えたり、プロジェクト設定環境が違うと異なる数字になります。64bit設定にするとアドレスの桁が数が増えるのは確か。 | ||
sizeof pintNum=8 //ここの結果はプログラムプロジェクト設定や環境が違うと異なる数字になります。 | sizeof pintNum=8 //ここの結果はプログラムプロジェクト設定や環境が違うと異なる数字になります。 | ||
− | </ | + | </syntaxhighlight2> |
上記のように変数名の前に&をつけるとアドレスを返してくれる。このときの&をアドレス演算子と呼んでいます。したがってもともとアドレス変数であるpintNumに対しても&アドレス演算子をつけることができ、アドレス番号を格納しているアドレスが返ります。プログラム上ではポインタ変数はint型の変数と同じアドレスを見ることで、名前は違っても同じものを指し示すことができるというのが上記の例です。アドレス番号っていったのに数字じゃないのが返って来てるよ?って言う方は16進数や2進数を勉強する必要があります。16進数での表示がされています。<br /> | 上記のように変数名の前に&をつけるとアドレスを返してくれる。このときの&をアドレス演算子と呼んでいます。したがってもともとアドレス変数であるpintNumに対しても&アドレス演算子をつけることができ、アドレス番号を格納しているアドレスが返ります。プログラム上ではポインタ変数はint型の変数と同じアドレスを見ることで、名前は違っても同じものを指し示すことができるというのが上記の例です。アドレス番号っていったのに数字じゃないのが返って来てるよ?って言う方は16進数や2進数を勉強する必要があります。16進数での表示がされています。<br /> | ||
110行: | 110行: | ||
ポインタが配列になる場合の例 | ポインタが配列になる場合の例 | ||
− | < | + | <syntaxhighlight2 lang="cpp"> |
int pnIntArr[3] = {100,110,120}; | int pnIntArr[3] = {100,110,120}; | ||
int* pnIntArrPos; | int* pnIntArrPos; | ||
139行: | 139行: | ||
printf("★pnIntArr配列変数出力の指定間違い\n"); | printf("★pnIntArr配列変数出力の指定間違い\n"); | ||
printf("(pnIntArr) + 2 :%d Miss!\n",*pnIntArr + 2); | printf("(pnIntArr) + 2 :%d Miss!\n",*pnIntArr + 2); | ||
− | </ | + | </syntaxhighlight2> |
出力結果 | 出力結果 | ||
− | < | + | <syntaxhighlight2 lang="text"> |
pnIntArrPosポインタ変数出力(配列操作) | pnIntArrPosポインタ変数出力(配列操作) | ||
pnIntArrPos + 0 :100 | pnIntArrPos + 0 :100 | ||
154行: | 154行: | ||
★pnIntArr配列変数出力の指定間違い | ★pnIntArr配列変数出力の指定間違い | ||
(pnIntArr) + 2 :102 Miss! | (pnIntArr) + 2 :102 Miss! | ||
− | </ | + | </syntaxhighlight2> |
最初に配列を勉強すると、このようなポインタの表現が理解しづらいものに感じられますが、配列の[]を使った表現はポインタ変数の特殊な表記方法と思った方がいいのかもしれません。[]で配列を定義するとアドレス変数としての意識が薄れ、配列変数がポインタの役割をもっていることを忘れてしまいそうになります。例えば int a[1] = {200 , 210};のように定義するとaというint型の変数を定義したかのように錯覚してしまって混乱するのだと思います。それで、printf("%d", a);で要素0番目の出力をしようとしたりする間違いをしてしまうだろうなぁと思う。[] を使った配列宣言は初期値が設定できるのと、要素番号でメモリの確保ができるのが利点です。ポインタが配列変数であるためには初期化された配列のアドレスを上記の例のように受け取るか、new演算子やmalloc関数で動的にメモリを確保し生成する必要があります。 | 最初に配列を勉強すると、このようなポインタの表現が理解しづらいものに感じられますが、配列の[]を使った表現はポインタ変数の特殊な表記方法と思った方がいいのかもしれません。[]で配列を定義するとアドレス変数としての意識が薄れ、配列変数がポインタの役割をもっていることを忘れてしまいそうになります。例えば int a[1] = {200 , 210};のように定義するとaというint型の変数を定義したかのように錯覚してしまって混乱するのだと思います。それで、printf("%d", a);で要素0番目の出力をしようとしたりする間違いをしてしまうだろうなぁと思う。[] を使った配列宣言は初期値が設定できるのと、要素番号でメモリの確保ができるのが利点です。ポインタが配列変数であるためには初期化された配列のアドレスを上記の例のように受け取るか、new演算子やmalloc関数で動的にメモリを確保し生成する必要があります。 | ||
− | < | + | <syntaxhighlight2 lang="cpp"> |
char* pcStrNew; | char* pcStrNew; | ||
pcStrNew = new char[256]; | pcStrNew = new char[256]; | ||
… | … | ||
delete[] pcStrNew; | delete[] pcStrNew; | ||
− | </ | + | </syntaxhighlight2> |
ポインタ変数は所詮アドレスを保持しているだけの32bitアプリなら4byteの固定長の変数です。プログラムの中で配列変数を指し示すようになるって感じですが、アドレスのインクリメントとかで、メモリを確保していないアドレスとかに行くとプログラムは不正な処理をしたことになりますので注意が必要です。ポインタはどこへでもいけるけど、知らない場所にいくとすぐ検挙されます。悪さをしちゃいけないです。 | ポインタ変数は所詮アドレスを保持しているだけの32bitアプリなら4byteの固定長の変数です。プログラムの中で配列変数を指し示すようになるって感じですが、アドレスのインクリメントとかで、メモリを確保していないアドレスとかに行くとプログラムは不正な処理をしたことになりますので注意が必要です。ポインタはどこへでもいけるけど、知らない場所にいくとすぐ検挙されます。悪さをしちゃいけないです。 | ||