Word 小説作成設定のソースを表示
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[[Word]]に戻る。 == '''概要''' == 小説制作に特化したWordの使い方について記述します。 ==='''言語パック導入'''=== 縦書きの小説は右から左へ左へとページを進めるのですが、日本語対応だけのWordではページを並べて表示するモードを使っても、1ページ目の右に2ページがくるようになってしまいます。 いやっす。 画面の真ん中から文章が始まって左端まで読んだら、次のページは一番右端に行って、画面の真ん中までを読む。そして、次のページは、下にいって、また真ん中から。 いやっす。 読みにくい。とういことなので、Wordに右から左へ左へとページを並べるような閲覧モードを追加します。その方法が言語パックの導入です。右から左へ読み進める言語にはアラビア文字があります。他にもヘブライ文字、シリア文字、ターナ文字や縦書きのモンゴル文字があります。オーソドックスにアラビア文字の言語パックを追加するとワードに左から右へ閲覧するモードが追加されます。アラビア文字は使わないけど、言語パックを入れるだけで閲覧モードの選択肢が増えます。アラビア文字を打って勉強するもヨシ。 言語パックを追加するために、 [[ファイル:2020-09-18 14h43 21.png|400px|thumb|none|ファイル→オプション]] メニューの「ファイル」-「オプション」を選択します。 すると、ダイアログが開くので、 [[ファイル:2020-09-18 14h37 36.png|400px|thumb|none|言語→他の編集言語を追加→アラビア語→追加]] 左側のカテゴリ選択肢から「言語」を選択し、「他の編集言語を追加」のコンボボックスから、アラビア語を選択します。サウジアラビアでも、ドバイのあるUAE(アラブ首長国連邦)でもなんでも良いです。おして追加ボタンを押下します。 すると編集言語の選択のリストの中にアラビア語が追加され校正欄に「インストールされていない」が表示されますので、クリックします。 [[ファイル:2020-09-18 14h51 24.png|400px|thumb|none|インストールされていないをクリック]] クリックすると、マイクロソフト社のOffice言語パックダウンロードページに移動します。管理人はWord2010で、64bitパソコンを使っているので、 [[ファイル:2020-09-18 15h02 27.png|400px|thumb|none|言語パックをインストール]] 「Office2010」を選択して、「アラビア語」を選択します。すると、ダウンロードリンクが表示されるので、「ダウンロード64bit」をクリックします。 この部分はそれぞれの環境でことなると思うのでWord2010以外のモノを使っているなら違う選択肢を選んで下さい。間違えて選択すると上手くインストールできないというか、意味のないものがインストールされてしまいます。 インストールしましたね。そいたら、ワードを再起動すると、言語が追加されます。 でも、アラビア語は使わないので、このままにしておきましょう。ゆくゆくはアラビア語使ってもいいですよね。 ==='''ページを右から左に設定。'''=== 言語パックをインストールしたら、また「ファイル」-「オプション」を選択して※画面の画像は省略。表示されたダイアログで [[ファイル:2020-09-18 15h21 04.png|400px|thumb|none|右から左に]] 「詳細設定」を選択して、「構成内容の表示」の項目にある「文書の表示」を「右から左」の方にラジオボタンのチェックを入れます。 これでページを並べて表示したときも右から左になっていてしっくりくる表示になります。通常の横書き文書のときには、もとの左から右に戻してください。 [[ファイル:2020-09-18 16h54 27.png|400px|thumb|none|こんな感じ]] 最終的には上記のようなイメージになります。左から右へと表示されている。読みやすい。まだまだ設定しないと、上記なようにはなりませんが、とりあえずページ設定はいい感じになりました。 ==='''ページサイズと余白と行間を設定しよう'''=== A6(文庫本)くらいが個人が作る小説のサイズだと思います。なので用紙サイズにA6である105mm148mmで作りたいところですが塗り足しという余白を作るのが一般的なので、115mm 158mmにしたいと思います。塗り足しは縦横に上下左右に5mmをとって、裁断時に内側に3mm外側に3mmくらい誤差が発生するのに、原稿用紙を大きくしておく作法です。挿絵とかを入れるときにこの余分な領域が無いと裁ち落としで余白ができたりする可能性があるので塗り足しの部分まで出来上がりには必須ではない絵をつくっておき印刷されてもいいような挿絵をいれるように構成します。新書サイズ110mm173mmとかはプロが使うのかな。 漫画は単行本サイズが出版されてから、文庫本化されますね。プロはB4で書いて縮小されて、B5単行本原寸にしているそうです。B4サイズ原稿は257mm364mmで断ち切り210mm310mm、内枠180mm270mmで、これを縮小してB5単行本原寸の断ち切り仕上がり180mm257mmに変換されます。内枠は150mm220mmになります。B5単行本原寸の原稿用紙は210mm297mm(A4サイズ)。 同人誌はA4サイズの原稿用紙に原寸のまま書くのが普通です。 小説とコミックには内枠の概念が少し違うという感じです。 では実際にやっていましょう。これまでの設定を施したワードの画面を立ち上げて、 [[ファイル:2020-09-18 22h54 34.png|400px|thumb|none|用紙設定]] メニューの「ページレイアウト」選択して表示されるリボンの「ページ設定」のセクションの右下隅にある部分をクリックするとダイアログが表示されるので、「用紙」タブを選択します。その中の「用紙サイズ」領域のコンボボックスから「Envelope C6」を選択します。あるいは「横」欄のテキストボックスに"115"mm。「縦」欄のテキストボックスに"158"mmと入力します。そしたら「OK」ボタンを押下します。余白設定を引き続き行うので、ここでは「余白」タブを選択すると良いでしょう。 ここでは、余白設定によって '''48文字''' '''17行''' の設定になるような余白を目指します。文庫本・ライトノベルでよく使われている設定です。 [[ファイル:2020-10-01 15h54 57.png|400px|thumb|none|余白設定]] 上 「15mm」 下「12mm」 内側「16mm」 外側「20mm」とじしろ「0mm」 に設定しています。最初は内側は左、外側は右という表示ですが、印刷の形式を見開き にすると内側とか外側という表記になります。 上が広めになっているのはページ表示がされるため。外側が広いのは、「のど」と呼ばれる部分で、綴じられて、ページを開ききれない分だけ広めにしておくと読みやすいというものです。個人で製本してもらう印刷所とかに発注する場合は、それぞれの印刷所指定の推奨数値があると思いますが、上記設定でも問題ないはずだと思います。上下、内側外側の値は足し合わせた値が同じなら、この先の設定でも支障はないです。上下なら足し合わせて27mm、内外は36mmです。ページが分厚いほど、「のど」は大きいサイズにすると読みやすいはずです。 印刷の向きは「縦」を選択し、印刷の形式は「見開きページ」を選択します。そしたら「OK」ボタンで確定するのですが、ここでは、「文字数と行数」タブを選択して、次の設定を行います。 次に文字とフォントの設定をします。 [[ファイル:2020-10-01 16h22 40.png|400px|thumb|none|文字フォント設定]] 文字は「縦書き」を選択して、「フォント設定」ボタンを押します。 [[ファイル:2020-10-01 16h25 16.png|400px|thumb|none|フォント設定]] フォント設定ダイアログで利用するフォントを選択して、フォントサイズに「9」ptを選択して「OK」を押します。もとのダイアログに戻るので、もう一度「OK」押します。 ※管理人は「源暎こぶり明朝v6」を選択しています。フリーフォントなので、利用許諾を理解したうえでダウンロードして下さい。ページ番号用に源暎ノンブルもオススメです。 これだけではまだ'''42文字17行'''にはなっていません。さらに段落における行間の幅の設定をします。 [[ファイル:2020-10-01 16h31 38.png|400px|thumb|none|段落設定]] ホームリボンに表示される「段落」のカテゴリーの右下隅をクリックします。 [[ファイル:2020-10-01 16h34 11.png|400px|thumb|none|行間設定]] 開いた段落設定ダイアログで「インデントと行間隔」のタブの間隔エリアにある行間で「固定値」間隔に「13」ptを選択して「OK」を押します。 これで、以下のように42文字17行になります。 [[ファイル:2020-10-01 16h38 12.png|400px|thumb|none|仕上がり]] なりましたね。一番上の行番号は、表示されていないはずです。これは、この説明のためにつけたものです。気にしないで下さい。 19行にしたい!っていう人は余白の内外を広くすることと、行間の間隔を広くするとよいですね。9ptが文字の大きさなので、これを下回る間隔にすると、字が重なり始めます。13~9ptの行間に収める必要があります。つめつめだと読みにくいので、行間の限度を決めて、できるだけ余白で対応するとよいと思います。フォントサイズを小さくして、送り幅を変えるとかあります。ファクターが多くて、思い描く構図に当てはめるには、なかなかの迷路になっています。 ==='''1ページ大きめのダミー用紙を追加しよう'''=== ここまでの設定で右から左に表示されるように見開かれていますが、見開きにすると1ページ目が右というのはMicrosoftも理解しているようで、右側に表示されたページの右に「のど」が設定されてしまいます。ページ番号を単に左側に来たページを奇数にするだけでは具合が悪いです。要するにワードでの2枚目のような偶数枚目の用紙に奇数の番号を振るのは、具合が悪いという事です。 かといって、左が1っていうのを受け入れると、実際の見た目とは異なってしまいます。ワードが奇数枚目にしているページを奇数にしながらも2ページ閲覧の見開きがただしく左に1となるように次は右が2ページ目左が3ページ目とするには、この項目の見出しのとおり1ページ目に本文の用紙の倍のサイズの用紙を1ページ目に設定して、表示をずらそうということです。 小説を作るときはイメージがしやすい見開きに、出稿するときは、ダミーの1枚目と2ページ目を消す。みたいなことをやればいいということです。表紙設定に関しては、印刷所ごとに異なるモノもあるので、一概には言えませんが、ページごとごっそり消せば問題がおこらないように設定して小説を作りましょう。 Word内部での3枚目が小説の1ページ目の扱いですね。 ではさっそく、1枚目に倍のサイズ用紙を追加しましょう。まずは改ページを入れます。2ページ表示されている状態であればよいので、いらないページが1枚目にあるなら、改ページしなくてもいいです。 そしたら [[ファイル:2020-10-01 17h48 39.png|400px|thumb|none|セクションの追加]] 1ページ目の先頭にカーソルを合わせて、「ページレイアウト」リボンのタブを選択して、ページ設定カテゴリの「区切り」を選択して表示されるメニューから次のページから追加を選択します。これで1ページ目だけ別のセクションという状態になりました。用紙設定はセクションと呼ばれる区切り毎に個別に設定することができます。 この状態でページレイアウトダイアログから用紙設定をします。 =='''関連記事'''== *[[小説制作 ページ設定]] *[[小説制作 docx→epub/mobi変換]] [[Word]]に戻る。
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